住宅着工件数

住宅着工件数とは何か?住宅着工件数を分かりやすく解説

「住宅着工件数は聞いたことがある!」という方は、多くいらっしゃるのではないでしょうか?「住宅着工件数」とは、その名の通り国内において着工(工事にとりかかること)された新設住宅の件数を表した指数のことです。

 

一般的に、住宅着工件数は戸建てや集合住宅といった「建設用識別」「地域別」に発表されます。そして、そのようにして発表された住宅着工件数の数値や前月比によって、住宅投資(住宅の建設に充てられる支出のこと)状況の把握や見通しを立てることができるのです。住宅投資は経済状況に与える波及効果(特定の物事において、一見関係のない物事から影響を受けること)が大きいため、資本形成の一部として注目が集まっています。

 

このような住宅投資が活発化すると、家具や家電製品などの商品の買い替えが盛んに行われるようになります。そのため、住宅投資の活発化が進むと、景気動向へ与える影響も大きくなります。そして、住宅投資動向への影響力が高い住宅着工件数は株式市場や為替市場などのマーケットから、景気動向における先行指標として非常に高い注目度となっているのです。

 

また、アメリカ合衆国の住宅着工件数においては「新築住宅販売件数(米国内で販売された新築住宅件数を集計した指標」「中古住宅販売件数(米国内で販売された中古住宅件数を集計した指標」よりも早く発表されるという傾向があります。米国の住宅着工件数は、毎月第3週に先月数値が商務省から発表されます。

 

一方、日本の住宅着工件数は「建築動態統計調査」において発表されます。建築動態統計調査は、毎月下旬に国土交通省から発表されるでしょう。住宅着工件数のほかにも「新設住宅の資金」「住宅の戸数」「除却住宅の戸数」「建築方法」などが公表されます。その中でも、住宅着工件数は景気動向の先行指標として注目されている傾向があるのです。

 

また、昨今ではコロナウイルスの流行によって住宅着工件数にも影響が出たと言われています。コロナの影響として、2020年の住宅着工件数は10パーセント以上の落ち込みとなったようです。国土交通省によると、コロナによって2020年5月に緊急事態宣言が出されたことが住宅着工件数の減少要因だとされています。今後はコロナの影響で、住宅着工件数がさらに減少していくという見方をされているというのが現状なのです。

住宅着工件数のFXにおける影響度・チャートの値動き

FX取引を行っていく上では、住宅着工件数も重要な指標だと言えるでしょう。上述したとおり、住宅着工件数は景気動向に大きな影響を与える住宅投資との関わりが深いからです。

 

特に、アメリカにおける住宅着工件数は、FX市場に与える影響力が非常に高いと言えるでしょう。米住宅着工件数は、米国内における新築住宅件数の年率換算値(四半期のデータを1年分に換算した数値)を表している経済指標(経済状況を数値化したもの)だからです。また、個人消費(商品やサービスの購入への購入に充てる個人金額の総計)への波及効果も大きいと言えるため、景気動向を見通すための指標としての注目度が高いと言えるでしょう。そして、米住宅着工件数が多ければドル高になり、少なければドル売りにつながることが多いです。

 

ただ気をつけたいことは、米住宅着工件数は月ごとのバラつきが多いことということです。なぜかというと、住宅一戸あたりの金額が非常に高いということや、工事することは天候に左右されやすいということがあるからでしょう。

まとめ

いかがだったでしょう。住宅着工件数におけるFXへの影響について、理解を深めることができたでしょうか。ここでご紹介した住宅着工件数におけるFXの影響や注意点を踏まえた上でFX取引などに取り組んでいけば、マーケットで優位に立ち回ることができるかもしれません。

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