iFOREXの評判や評価・安全性などの特徴が3分で丸わかり

「海外FX業者の中で1番歴史があるのはどの業者?」と思われたことがある方は、少なからずいらっしゃるかと思います。その答えは、「iFOREX(アイフォレックス、通称アイフォ)」です。

iFOREXは1996年に設立されてから現在まで、20年以上も運営されているほどの長い歴史を持つ海外FX業者です。いわゆる、海外FX業者における老舗だと言えるでしょう。

iFOREXは多くの日本人トレーダーに愛用されているというのが現状であり、iFOREXのトレーダーたちは「アイフォ戦士」という愛称で呼ばれ、親しまれているようです。

この記事は、「iFOREXが人気の理由について知りたい!」という方に向けて、iFOREXの概要を簡単にご紹介していくものとなっています。人気の海外FX業者たる理由を知り、海外FX業者選びの参考にしてくださると幸いです。

運営会社

iFOREXでは、主にグループ3社が海外FX業者として運営しており、営業エリアが分けられています。

※iFOREXグループ3社

・ICFD Ltd

・Black Pearl Securities Ltd

・Formula Investment House Ltd

このうち、iFOREXの日本人アカウントにおける運営会社は、「Formula Investment House Ltd」というイギリス領ヴァージン諸島の会社です。

iFOREXの運営会社である「Formula Investment House Ltd」と「ICFD Ltd」は、iFOREXにおける商標で最も活発に営業している会社です。「Black Pearl Securities Ltd」に関しては、いわゆる資産運用会社となっています。

また、iFOREXの本社はギリシャ(15 Nikis st., Syntagma Square,10557 Athens, Greece)に現在は設立されているようです。それでは、iFOREXのグループ3社はどのような金融ライセンスを所有しているのでしょうか?

金融ライセンス

海外FX業者において、「取得している金融ライセンスの信頼性は高いのか?」ということは重要なところです。結論から述べると、iFOREXの金融ライセンスは信頼性が高いと言えます。

なぜなら、iFOREX運営グループ全社にて、厳格な規制機関における金融ライセンスを取得しており、各規制機関内部で不祥事やトラブルの問題を全く起こしていないからです。iFOREXグループ3社における取得金融ライセンスは、以下の通りになっています。

※iFOREXグループ3社における取得金融ライセンス

・ICFD Ltd:「キプロス証券取引委員会(CySec)」

・Black Pearl Securities Ltd:「金融行為監督機構(FCA)」

・Formula Investment House Ltd:「イギリスヴァージン諸島サービス委員会(BVIFSC)」

ご覧の通り、iFOREX日本人アカウントの運営会社である「Formula Investment House Ltd.」は、イギリスヴァージン諸島の金融サービス委員会(BVI FSC)にて、金融ライセンスを取得しているようです。

ちなみに、キプロスの系列会社「Formula Investment House B.O.S. Ltd」では、「キプロス証券取引委員会(CySEC)のライセンス(143/11)」を取得しています。

厳しい規制と信頼性の高さで有名なキプロス証券取引委員会のライセンスを取得しているため、非常に高い安全性を誇っていると言えるでしょう。

最大レバレッジ

iFOREXの最大レバレッジは「400倍」となっており、レバレッジを活かすことで少額の資金から大きな取引をしていくことが可能です。国内FXにおいては最大レバレッジが25倍で固定されているため、iFOREXの最大レバレッジの高さは魅力的だと言えるでしょう。

ただ、iFOREXのレバレッジには以下のような注意点があるので、よく確認しておく必要があります。

・銘柄によってレバレッジ制限がかかる

・iFOREXのレバレッジは変更できない

・週末などの取引時間外にレバレッジが低くなる

iFOREXでは、ほとんどの銘柄における最大レバレッジは最大400倍となっています。

しかし、「トルコリラ」などの通貨ペアは最大200倍、「インドルピー」「ロシアルーブル」などにおいては最大50倍、「オフショア人民元」などでは最大25倍というように、銘柄によって最大レバレッジに制限がかかっているというわけです。

また、このように通貨ペアによってレバレッジ倍率に違いが出てくるものの、それぞれの最大レバレッジを変更することはできません。そのため、通貨ペアによって定められているレバレッジにて、取引を行なっていかなければならないということです。

さらに、週末といった取引時間終了時にはレバレッジが低くなることがあるため、ロスカットされないように気をつける必要があります。なぜなら、レバレッジが低くなると必要証拠金の金額が増えるからです。

そのため、週末には保有ポジションを決済するか、口座内資金に余裕を持たせるなどの工夫が必要になるでしょう。

スプレッド

iFOREXでは、米ドル・ユーロドルにおいて「0.7pips」という狭いスプレッドで取引をすることができます。

iFOREXでは口座タイプの種類が1つだけで、追加口座・複数口座を開設することもできません。海外FXで複数口座を運用したい場合は、iFOREX以外の海外FX業者で追加口座を開設必要があります。

このように、iFOREXのスプレッドが狭い理由は、取引形態に「DD方式(Dealing Desk)」を取り入れているということが考えられます。DD方式ではFX業者とトレーダーの利益が相反し、トレーダーが負けた場合にもFX業者は利益を得ることができるため、スプレッドを狭くすることができるというわけです。

スプレッドが狭いほど取引におけるコストを抑えることができるため、iFOREXでは比較的有利にトレードを進めることができるでしょう。

インジケーターの種類

多くの海外FX業者では、「MT4(メタトレーダー4)」「MT5」「cTrader」などの取引ツール(プラットフォーム)を利用していますが、iFOREXで利用できる取引ツールは、独自ツールである「FXnetView」のみとなっています。そのため、「MT4が使いたい!」という方に、iFOREXをおすすめすることはできません。

「FXnetViewは、MT4などと比べるとどういった取引ツールなのか?」というように思われる方も、多くいらっしゃるかと思います。FXnetViewはMT4に比べて操作画面がシンプルで分かりやすく、初心者でも扱いやすい取引ツールとなっています。

また、インジケーターの種類が50種類のMT4に比べて、FXnetViewにおけるインジケーターは57種類という多さです。さらに、MT4では一括決済ができませんが、FXnetViewでは一括決済が可能となっています。

ただ、FXnetViewは「スキャルピング」や「自動売買」ができないというデメリットが挙げられるため、「EAやミラートレードが使いたい」「スキャルピングトレードがしたい」という方は注意が必要です。

それでは、FXnetViewで利用することができるインジケーターの1例として、「ボリンジャー・バンド」「アルーン・インディケーター」というインジケーターについて見ていきましょう。

ボリンジャー・バンド

ボリンジャーバンドとは、移動平均線から標準偏差(一定の間隔で囲まれた帯域)のことで、「トレンド系(マーケットの方向性を見極める分析手法)」のインジケーターです。

統計学の標準偏差と正規分布の考え方から、現在のレートが平均値からどれだけ離れているのかを判断し、相場変動のタイミングなどを予想するのに役立てられます。

アルーン・インディケーター

アルーン・インディケーターとは、定めた期間における高値・安値のデータをもとにトレンドの強さを判断することができるテクニカル分析手法で、「オシレーター系(相場の変化の大きさで判断する分析手法)」のインジケーターとなります。

EA(自動売買ツール)

上述したとおり、iFOREXはFXnetViewのみを取引ツールとして採用しているため、MT4やMT5などで利用することができる「自動売買ソフト(EA)」や、「ミラトレード」などを利用した自動売買を行うことはできません。

そのため、「EAを利用したい」「ミラートレードがしたい」という方はiFOREXを諦めて、他の海外FX業者を選びましょう。その際にも、海外FX業者が採用しているプラットフォームについて確認しておくことが重要です。

マージンコール

iFOREXの場合、ロスカット注意報である「マージンコール」は、証拠金維持率が「0.25%以下」になった場合に発令されます。

海外FX業者では証拠金維持率が50%を下回るとマージンコールが発令される業者が多いため、iFOREXではマージンコールが発令される基準が非常に低いと言えるでしょう。それでは、iFOREXにおけるロスカットラインはどうなっているのでしょうか?

ロスカット

iFOREXにおける「ロスカット」は、証拠金維持率が「0%以下」になった場合に発動します。マージンコールと併せて、iFOREXではロスカットラインも非常に低いということが、よくお分かりいただけると思います。

多くの海外FX業者でのロスカットラインは、「20%」となっている場合が多いからです。ただ、ロスカットラインが低いほど「含み損(潜在的な損失のこと)」を大きく抱えられるようになり、ハイリスク・ハイリターンなトレードがよりしやすくなるでしょう。

それでも、海外FXで生き残るためには、できるだけロスカットを避けることが重要です。また、iFOREXにおけるマージンコールとロスカットはほとんど誤差のような範囲のため、マージンコールは存在しないに等しいと言えるでしょう。

両建て

結論から述べると、iFOREXでは両建てが可能です。ただ、iFOREXは正式に両建てを許可しているわけではなく、両建て禁止の条項も存在します。

これはどういうことかというと、iFOREXは独自のプラットフォームであるFXnetViewを採用しているため、MT4のトレードを把握することができないということです。

海外FXでは、両建て行為自体を禁止している業者が多い傾向があります。そして、MT4を導入している海外FX業者で両建てをすると、その行為は高確率でバレてしまうでしょう。

一方、独自プラットフォームであるFXnetViewはMT4と全く関係性がないため、iFOREXで両建てしてもバレないというわけです。すなわち、独自プラットフォームを利用しているiFOREXは、両建てをする場合オススメであると言えるでしょう。

ただ、上述したとおりiFOREXでは複数口座を持つことができないため、他社で口座開設する必要があります。その際は、iFOREXと同じく独自プラットフォームを導入している業者である「AXIORY(アキシオリー)」がオススメです。

ゼロカットシステム

トレーダーの口座がマイナスの損失になった場合の救済システムである「ゼロカットシステム」は、iFOREXでも導入されています。そのため、iFOREXでは追証(借金)が発生することを恐れずに、思い切ったトレードをすることができるでしょう。

iFOREXのゼロカットは自動的に発動するため、申請したりする必要はありません。ただ、ゼロカットの執行が遅れることが稀にあるため、焦って入金しないようにしましょう。

また、ゼロカットシステムが発動することによって、「別途利用料」などのペナルティは発生することはありません。ゼロカットシステムは救済措置とはいっても、口座残高がゼロになることに変わりはないため、堅実なトレードを心がけていくことは重要なことです。

取引手数料

iFOREXでは、取引における手数料は一切発生しません。多くの海外FX業者では口座タイプごとに取引手数料が定められていることがありますが、iFOREXには1つの口座タイプしか存在ないため、口座タイプごとの取引手数料を気にする必要はないのです。

そのため、iFOREXにおいては、スプレッドが事実上の取引手数料だと言えるでしょう。

入金手段

iFOREXにおける入金方法には、以下の4種類があります。

・クレジットカード・デビットカード

・電子マネー(bitwallet)

・国内銀行送金

・海外銀行送金

 

クレジットカードやデビットカードを持っていればすぐに入金し、トレードを開始することが可能です。さらに、iFOREXでは人気入金手段である「国内銀行送金」や「bitwallet」も利用することができます。

出金手段

一方、iFOREXの出金手段には以下の3種類が挙げられます。

・クレジットカード・デビットカード

・電子マネー(bitwallet)

・海外銀行送金

ご覧の通り、iFOREXで「国内銀行送金」ができるのは入金のみで、出金ではできません。また、クレジットカード入金による口座反映は即時ですが、クレジット出金における口座反映には数ヶ月かかってしまうこともあるため注意が必要です。

ボーナス・キャンペーン

iFOREXでは、「口座開設ボーナス15,000円(当サイト限定)」「入金ボーナス100%+40%」「ペンディングボーナス(40%キャッシュバック)」「年利3%の利息キャッシュバックキャンペーン」といったボーナスキャンペーンを実施しています。

また、iFOREXのボーナスにおける注意点には、以下のようなことが挙げられるでしょう。

ボーナス自体の出金は不可

iFOREXではボーナスをトレーディングチケットとして口座に付与されるため、ボーナス自体を出金することはできません。

ボーナスが消滅する場合がある

iFOREXでは、以下の場合に付与されたボーナスが消滅します。

・7日以上の取引がない

・出金額に応じてボーナスも消滅する

iFOREXでは、トレーディングチケットをもらった口座にて7日以上取引が行われない場合や、少しでも出金を行うとその額に応じてボーナスも消滅してしまうため、注意が必要です。

40%ボーナスはサポートに申請する

100%入金ボーナスは口座に自動付与され、40%入金ボーナスの場合はサポートセンターへの申請が必要となります。

各種手数料

以下は、iFOREXにおける各種手数料をまとめたものです。

取引手数料:無料

口座維持料:無料(例外あり)

入金手数料:無料

出金手数料:一律2,000円(10万円以上は月3回までは無料)

 

iFOREXでは、出金手数料は2,000円かかり、入金手数料は無料だということがお分かりいただけるでしょう。

また、「口座残高が残っており、1年以上取引がない場合」は、口座維持料が15ドル発生します。口座維持料15ドルは、口座残高が0にまで差し引かれるので注意が必要です。

取引時間

iFOREXでの取引時間は、「サマータイム(夏時間)」と「通常時間(冬時間)」ごとに取り決められています。

・日本夏時間:月曜日06:05~土曜日05:00

・日本冬時間:月曜日07:05~土曜日06:00

夏時間と冬時間は1時間ずつずれているため、よく確認しておきましょう。

日本語サポート

人気海外FX業者の多くが日本語サポートを提供しており、iFOREXでは日本語によるサポートが完備されています。

iFOREXでは、

・電話(日本語対応は平日13~21時、金曜日は19時まで)

・チャット(日本語対応は平日13~21時、金曜日は19時まで)

・メール(常時受付可能)

・専用フォーム(常時受付可能)

 

これら4種類の日本語サポートを受けることができ、迅速に対応してもらえるため、iFOREXのサポート体制は充実していると言えるでしょう。

評判や口コミ

iFOREXにおける良い評判には、このようなことが挙げられます。

・日本語によるサポートが丁寧

・独自ツールであるFXnetViewが使いやすい

・ゼロカットシステムがあるため安心してトレードできる

・教育系コンテンツが充実している

・取引銘柄が充実している

・数千万円の出金報告がある

・海外FX業者では信頼性が高い

このように、iFOREXはトレーダーたちからさまざまなことを賞賛されていることが、よくお分かりいただけると思います。ただ、iFOREXは海外FXトレーダーからは高い評価をされている反面、国内FXトレーダーからは以下のような厳しい指摘を受けることがあるようです。

・スリッページ、ストップ狩りがある

・約定が遅い

・他者とレートがズレる

・スキャルピングの際に電話で注意される

・出金手続きが面倒

iFOREXはDD業者のため、スリッページ・ストップ狩り・スキャルピング制限・約定遅延が起こりやすい部分があることは否定できません。それでも、iFOREXには欠点を補うメリットが多いため、人気海外FX業者として現在も多くのトレーダーが利用しているのでしょう。

まとめ

「取引銘柄の多さ」「信頼性の高さ」「充実した日本語サポート」「独自ツールのFXnetView」など、iFOREXにはさまざまなメリットがある海外FX業者だということが、よくお分かりいただけたかと思います。

iFOREXはFX初心者の方でも比較的始めやすい海外FX業者のため、海外FXを入門する際にもオススメの業者だと言えるでしょう。