Land Prime(ランドプライム)は、日本における知名度は低いものの、充実した取引環境を提供している海外FX業者です。そのため、Land Primeはユーザーからの根強い信頼を獲得しています。そして、近年では人気を徐々に高めている海外FX業者の1つとして挙げられるほどの実力を付けてきました。
Land Primeは、「NDD方式を取り入れた取引形態」「0.035秒以内という圧倒的に高い約定力」など、海外FXトレーダーにとって様々なメリットがある海外FX業者です。
この記事では、優良海外FX業者である「Land Prime」の概要について、たった数分で理解できるようにご紹介していきます。
目次
運営会社
Land Primeの日本向けアカウントは、「Land Prime Ltd」という会社が運営しています。Land Primeは2013年に設立されてから、充実した取引環境をトレーダーに提供することに注力してきました。
また、トレーダーの資金管理方式としては「分離管理方式」を採用しています。そして、海外向けの口座では、信託保証として5万ユーロまで対応することが可能です。そして、取引形態としては「NDD方式(ディーラーが存在しない方式)」を取り入れているため、透明性の高い取引を実現しているのです。
このようなことから、Land Primeでは安全面において信頼が置けそうな海外FX業者であることが分ります。しかし、海外FX業者の安全性を確かめる上では、「金融ライセンス」についてもチェックしておくことが必要です。
金融ライセンス
Land Primeは、金融ライセンスを取得していない海外FX業者の1つです。
Land Primeの公式サイトでは取得している金融ライセンスについて、明確な記載がありません。ただ、「セントビンセント・グレナディーン金融庁(SVG FSA)」の登録番号(23627 IBC 2016)が記載されているだけです。
このため、一見すると金融ライセンスを持っているのかどうかは、よく分りません。しかし、Land Primeの各国における営業所のうち、イギリスにあるLandFX UK Ltdが「英国金融行動監視機構(FCA)」の金融ライセンスを取得していることが判明しています。FCAの金融ライセンスは、規制が厳しいことでも有名です。
ただ、上述したとおり、Land Primeの日本向けアカウントの運営会社は「Land Prime Ltd」となっています。そのため、日本人向けアカウントでは、FCAライセンスの規制対象外となってしまうのです。
それでも、Land Primeグループでは規制の厳しいFCAライセンスを取得していることから、Land Primeは高い信頼性を備えていると言えるでしょう。
海外FX業者の安全性・信頼性は、金融ライセンスを取得しているかどうかで、ある程度確証することができます。しかし、金融ライセンス以外にも信頼性を確証できるものには、さまざまな要素があるのです。
最大レバレッジ
Land Primeでは、最大レバレッジ「500倍」での資産運用が可能です。元手の資産にレバレッジをかけることで、FXにおける利益を最大で500倍も高めることができます。
ただ、海外FX業者では最大レバレッジに関するルールが定められていることが多いので、あらかじめ確認しておくことが重要です。
それでは、Land Primeの最大レバレッジにおける注意点について、ひとつずつ見ていきましょう。
最大レバレッジは口座ごとに異なる
Land Primeの最大レバレッジは、口座タイプごとに異なります。
Land Primeには、STPタイプとして「Live口座」「LPボーナス口座」の2種類、ECNタイプとして「ECN口座」という口座があります。Live口座・LPボーナス口座では、「1倍」「10倍」「25倍」「50倍」「100倍」「200倍」「300倍」「400倍」「500倍」という9種類のレバレッジが選択可能です。
ただ、ECN口座だと最大レバレッジを「200倍」までしか設定することができません。そのため、そのため、「自分自身に最適なレバレッジ」について、口座開設をする前に確認しておくことが重要です。
口座残高によってレバレッジ制限がかかる
また、口座残高が50,000ドル(約500万円)を超えると、最大レバレッジは500倍から「200倍」に制限されます。さらに、口座残高が100,000ドル(およそ1,000万円以上)を超えると、100倍のレバレッジへと制限がかかってしまいます。
このように、口座残高が増えるほど最大レバレッジが低くなってしまうので、注意しましょう。
保有ロット数によってレバレッジ制限がかかる
Live口座では保有ロット数が50lotを超えることで、最大レバレッジが500倍から200倍へと制限がかかってしまいます。
保有ロット数によってレバレッジ制限がかかるのは、Live口座のみです。すなわち、ECN口座は保有ロット数によって、レバレッジ制限がかかることはありません。
取引銘柄によってレバレッジは異なる
以下のように、Land Primeでは取引銘柄によって最大レバレッジが異なるので注意です。
- CFD銘柄:最大レバレッジ10~200倍
- 株価指数銘柄:10~200倍
- コモディティ銘柄:100倍
スプレッド
前項で記述したとおり、Land PrimeはFX業界においてトップクラスのスプレッドを持っています。さらに、スプレッドが海外FXよりも狭く設定されている国内FX業者と比べても、決して劣ることがないほどの極狭スプレッドです。
ECN口座のスプレッドが狭いことはもちろん、Land Primeではスタンダード口座(Live口座)におけるスプレッドも狭く設定されています。そのため、狭いスプレッドを持っていることが、Land Primeにおける最大の特長といっても過言ではないと言えるでしょう。
ただ、Land Primeのスプレッドは変動制であるため、取引コストを把握するのに多少手間がかかってしまうというデメリットがあります。とはいっても、変動というリスクを背負う分、支払う手数料が安くなるというメリットもあるのです。
インジケーターの種類
初めにもお伝えした通り、Land Primeでは取引プラットフォームとして、「MT4(メタトレーダー4)」と「MT5(メタトレーダー5)」の両方を利用することができます。
MT4は、世界中のトレーダーから利用されている取引ツールです。そして、「豊富なインジケーター・自動売買ソフトを活用することができる」といったメリットがあるため、海外FX初心者の方にもおすすめできます。
また、MT5はMT4の後継機であるため、基本的な性能がさらに高いインジケーターとなっています。MT4よりもインジケーター・自動売買ソフトは豊富にありませんが、動作が非常に早いということがメリットです。そのため、FXトレードをスムーズに行なっていけるでしょう。
それでは、Land Primeで利用することができるインジケーターについて、2種類ほどご紹介します。
1. ボリンジャーバンド
MT4とMT5で利用することができるインジケーターとして、「ボリンジャーバンド」が挙げられるでしょう。
ボリンジャーバンドとは、ジョン・ボリンジャーという方が考案したテクニカル指標です。ボリンジャーバンドを活用することで、相場動向を見極めることができるようになります。
2. DMI
「DMI(Directional Movement Index)」とは、価格のトレンドを数値で表し、トレンドの発生を探るインジケーターです。日本語だと、「方向性指数」と訳されることがあります。
EA(自動売買ソフト)
Land Primeでは、自動売買における明確な制限がかけられていません。公式の利用規約には、サーバーに過度な負荷をかける行為は禁止」というような記載がされているだけです。
すなわち、Land Primeでは「EA(自動売買ソフト)を利用したスキャルピングトレード」を禁止しているということが推測されるでしょう。このことから、Land PrimeはEAを活用した自動売買は認められていると言えます。
さらに、MT4にはさまざまな種類のEAを利用することができるので、有利に自動売買を進めることができるでしょう。自動売買には「機械的なトレードをしていくことができる」ということや、「24時間自動的に売買が行えるため、パソコンの前に居続ける必要がない」などのメリットがあります。
そのため、自動売買は「海外FXは初めて」「平日は仕事で忙しい」という方におすすめの売買方法だと言えるでしょう。
マージンコール
FXトレーダーにとって、「ロスカット」は最も避けなくてはならないことの1つです。ロスカットとは、FXにおいて証拠金以上の損失が出ると判断されたときに、トレーダーに対して強制決済が行われるシステムのことです。
FXトレーダーはロスカットされることによって、トレードにおける損失分を確定されてしまいます。たとえば、相場価格が今後上昇するような状態であったとしても、強制的に損失分が決済されてしまうのです。
このため、トレーダーは絶対にロスカットされることを避けなくてはなりません。そこで、ロスカットを避けるために重要なシステムが「マージンコール」となります。マージンコールとは、トレーダーの証拠金維持率がロスカットラインに近づいていることを知らせるシステムのことです。
トレーダーはマージンコールによって、「ロスカットラインが近づいているから証拠金を追加しよう」というように判断することができます。多くの海外FX業者では、証拠金維持率がある一定のラインを下回ったときにマージンコールが発令されます。
Land Primeにおけるマージンコールの発令条件は、証拠金維持率が50%を下回ることです。業者によってはマージンコールが発令されないことがあるため、業者選びには気を使いたいところだと言えるでしょう。
ロスカット
Land Primeでは、証拠金維持率が30%を下回った場合に、ロスカットが発動します。このように、Land Primeのロスカットラインはマージンコールラインと同様に、海外FX業者として一般的な数値だと言えるでしょう。
ただ、ロスカットラインが高くないことは、それだけでもメリットとなります。ロスカットラインが高くないことで、相場が急変したときにロスカットされにくくなるからです。
また、Land Primeのロスカットラインは低くもないということも、メリットだと言えるでしょう。なぜなら、ロスカットラインが低い業者だと、ロスカットされた場合に残る金額が少なってしまうからです。すなわち、ロスカットされたときに確定する損失が大きくなってしまうということです。
このように、平均的なロスカットラインを持つということは、あらゆる面でバランスが良くなります。結論としては、自分自身に最適なロスカットラインの業者を選ぶことが最重要だと言えるでしょう。
両建て
Land Primeでは、両建てトレードを行うこともできます。そのため、同一銘柄における買いポジションと売りポジションを同時に保有し、長期投資・短期投資を同時に行うことが可能です。
ただ、Land Primeは「同一口座のみにおける両建てトレード」のみを許容しています。すなわち、「複数口座における両建てトレード」「他業者との両建てトレード」などは行うことができません。
別口座で両建てトレードを行うことによって、相場が急騰・急落した場合に、ゼロカットによって証拠金以上の損失を被ることがなくなります。このように、ゼロカットを悪用した両建ては、多くの海外FX業者で禁止されていることです。
もし規則違反した場合は、利益没収・口座凍結などのペナルティが課せられます。そのため、海外FX業者で両建てを行う場合は、基本的に1つの口座で行うようにしましょう。
ゼロカットシステム
複数口座での両建てを禁止していることからもお察しのとおり、Land Primeはゼロカットシステムを採用している海外FX業者です。
ゼロカットシステムは、ハイレバレッジトレードを行うトレーダーにとって、心強い救済システムとなります。トレーダーはゼロカットシステムによって、マイナス口座残高をゼロに戻してもらえるからです。
そのため、ゼロカットシステムを採用している海外FX業者では、追証(追加保証金)が発生することを恐れずにハイレバレッジトレードを行うことができます。このように、ハイレバレッジとゼロカットは切っても切り離せない関係性であることが、よくお分りいただけるでしょう。
ハイレバレッジとゼロカットの組み合わせによって、より効果的なトレードを実現できるのです。
取引手数料
Land Primeの各口座タイプにおける取引手数料は、以下の通りです。
- Live口座:無料
- LPボーナス口座:無料
- ECN口座:片道3.5ドル
このように、Live口座とLPボーナス口座においては取引手数料が無料となっています。その上、狭いスプレッドなども持っているため、両口座では取引コストを大きく抑えることができるでしょう。
ただ、ECN口座はさらにスプレッドが狭い分、取引手数料として片道3.5ドルかかってしまいます。そのため、通貨ペアによってはSTP口座の方が取引コストを抑えることもできるかもしれません。
Land Primeではどの口座でも取引手数料を抑えることができるため、取引したい通貨ペアによってはSTP口座を開設したほうが良いでしょう。
入金手段
Land Primeでは、5種類の入金方法があります。
- クレジットカード
- オンラインウォレット(STICPAY)
- 仮想通貨(Bitcoin)
- 国内銀行送金
- 海外銀行送金
このように、Land Primeは豊富な入金方法があることがお分りいただけるでしょう。特に、クレジットカード入金では「入金手数料を抑えられる」「安定性の高さ」「面倒な条件がない」というメリットがあるため、おすすめの入金方法です。
出金手段
一方、Land Primeの入金方法としては、4種類が挙げられます。
- クレジットカード
- オンラインウォレット(STICPAY)
- 海外銀行送金
- プリペイドカード
お分りいただけるように、入金方法ではあった国内銀行送金と仮想通貨がなくなっており、「プリペイドカード」という新しい出金方法が追加されています。
プリペイドカードとは、Land Prime取引口座における資金を有効に活用することができ、現在は世界200ヶ国以上で利用することができるプリペイドカードです。ただ、現在は新規でのプリペイドカードを発行することはできません。
プリペイドカードを利用した出金はユニークであるものの、出金コストが非常にかかってしまうのがデメリットである出金方法です。
ボーナス・キャンペーン
2024年9月現在、Land Primeでは9月15日までの期間限定で100%入金ボーナスが開催されています。
メインイベント開催期間中、日本代表チームの前日のコイン獲得数に応じて100%入金ボーナスが提供される仕組みです。
この他にも、以前はLive口座で「10%入金ボーナス(上限金30万円まで)」と「5%リカバリーボーナス(3万円以上の入金額に限定して適用)」というボーナスキャンペーンが実施されていました。
また、LPボーナス口座では、「100%入金ボーナスキャンペーン」を実施していました。このキャンペーンでは、上限金50万円まで同額の金額を、丸ごとボーナスとしてもらうことが可能でした。
また、これらのボーナスキャンペーンとは別に、「DLC150%ボーナスプロモーション」というようなキャンペーンを、Land Primeでは度々行うことがあります。DLC150%ボーナスプロモーションでは、5万円を入金すると150%の入金ボーナスが適用され、追加で7.5万円のボーナスを受け取れることができるキャンペーンです。
このように豪華なボーナスキャンペーンを行なっているLand Primeですが、ボーナスにおける注意点がいくつかあるので確認しておきましょう。
DLC150%ボーナスプロモーションにはルールがある
DLC150%ボーナスプロモーションには、以下のルールがあります。
- もらえるのは先着500名のみ
- 5万円未満はボーナスなし
- 5万円では150%の入金ボーナス
- 10万円以下は100%入金ボーナス
- 10万円以上は50%入金ボーナス
- 対象者はDLC口座を開設できたトレーダー(DLC口座は、2020年9月14日月曜日正午~2020年9月30日までの間に開設できる)
Land Primeでは、DLC150%ボーナスプロモーションのような豪華ボーナスキャンペーンをまた実施することがあるかもしれません。そのため、公式サイトなどは定期的にチェックしておいたほうが良いでしょう。
リカバリーボーナスを受け取れるのは最初の1回目のみ
Live口座のみで受け取れることができる5%リカバリーボーナスとは、ロスカットされたトレーダーが受け取れるボーナスキャンペーンです。ただし、リカバリーボーナスを受け取れるのは、最初の1回目のみというルールがあります。
リカバリーボーナスには入金額の制限もある
さらに、ロスカットになった時点での口座残高は3,000円以下である必要もあります。すなわち、3,000以上の口座残高の場合は、リカバリーボーナスの対象外となるので注意しましょう。
リカバリーボーナスは出金不可
入金ボーナスはキャッシュバックであるため出金可能ですが、リカバリーボーナスはあくまでボーナスクレジットです。そのため、リカバリーボーナスを出金することはできません。
LPボーナス口座でマイナス残高になるとボーナスから相殺される
Land Primeではゼロカットを採用していますが、LP口座ではボーナスの残高から相殺されてしまうのがルールです。また、ボーナス額以上の損失となった場合は、復帰後にボーナスを受け取れなくなります。
ボーナスの不正利用は禁止
「LPボーナスで損失を補う」「利益のみを口座移動・出金で確保する」といった行為を繰り返すことは、Land Primeでは不正行為と判断します。不正行為と判断された場合はペナルティを課せられることがあるようです。
そのため、ボーナスはあくまで利益を高めるための手助けとして活用していきましょう。
各種手数料
Land Primeにおける各種手数料は、以下のとおりです。
- 取引手数料:無料(ECN口座のみ有料)
- 口座維持料:無料
- 入金手数料:無料(最低入金額1万円以下の場合は手数料が発生)
- 出金手数料:有料(クレジットカード出金のみ無料)
出金手数料としては、STICPAYが「0.3USD+2.5%」、海外銀行送金が「約45USD((別途中継手数料+着金手数料)」、プリペイドカードは「0.6%」と定められています。
取引時間
Land Primeの夏時間と冬時間における取引時間は、以下のとおりです。
- 日本夏時間:月曜日06:05~土曜日06:00
- 日本冬時間:月曜日07:05~土曜日07:00
このように、Land Primeでは季節によって取引時間が1時間ズレます。それでも、週5日において、ほとんど24時間取引が可能です。
日本語サポート
こちらもはじめにもお伝えしたとおり、Land Primeでは日本語によるサポートも受けることができます。Land Primeで受けることができる日本語サポートの受付時間は、以下のとおりです。
- 電話:平日10:00~18:00(英語対応は24時間)
- メール:平日24時間(専用フォーム有り)
このように、電話だと平日10:00~18:00と定められており、電話代がかかってしまいます。そのため、24時間受付可能でコストを抑えられるメールでのサポートが、1番おすすめだと言えるでしょう。
評判や口コミ
Land Primeにおける肯定的な口コミには、以下のようなことが挙げられています。
- 業界トップクラスの極狭スプレッド
- ボーナスキャンペーンが充実している
- MT4/MT5の両方を利用することができる
- 通貨ペアが67種類と豊富
- 約定力が0.035秒と極めて高い
- 日本語サポートが丁寧で早い
- 出金がスムーズに行える
一方、Land Primeの批判的な意見にはこのようなものがあります。
- 金融ライセンスを取得していない
- 信託保全をしていない
- 変動スプレッド制のため、スプレッドが広がることがある
- ECN口座はボーナス対象外
- スワップが安い
- 出金拒否の噂が絶えない
Land Primeは信頼面における確証を得ることに苦戦しているものの、実際に利用しているユーザーからの評判は非常に高い海外FX業者です。
まとめ
人気を高めている海外FX業者の1つであるLand Primeについて、理解を深めることができたでしょうか?「Land PrimeじゃないとFXをしたくない」というトレーダーの方もいるほどなので、実際に利用してみると、Land Primeの使い勝手の良さをよく実感できるかもしれません。
口座開設する海外FX業者の候補として、Land Primeを検討されてみてはいかがでしょうか。