この記事では、FBSの「ゼロカットシステム」に関してお話しします。
そもそもゼロカットシステムというのは海外FXブローカー特有のサービスなのですが、いったいどのようなものなのでしょうか。海外FXが初めてという方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
FBSのゼロカットシステムの概要
FBSをはじめとするゼロカットシステムがある海外FXブローカーには、「口座残高がマイナスになることがない」というメリットがあります。
※厳密には「口座残高がマイナスになる→マイナス分が補填される」という処理が行われます。
ちなみに、日本のFX業者にはゼロカットシステムが絶対にないので注意してください。法律によってゼロカットシステムのような仕組みを導入できない決まりになっているからです。
また、FXによって発生した借金は原則として一括返済することになるので併せて覚えておきましょう。
まあ、そうでなくても国内FXは最大レバレッジが25倍までですから、あえて日本のFX業者を使う必要はありません。
FBSなら最大レバレッジは3,000倍ですしね。実に国内FXの120倍です。
FBSでゼロカットシステムあり!ハイレバレッジにも対応できるが注意も必要
FBSは3000倍までのハイレバレッジでトレードできる上に、ゼロカットシステムが搭載されています。
しかし、ゼロカットシステムがあるからといって油断してはいけません。
なぜなら「入金額を全額溶かした」からこそ、ゼロカットシステムが発動するからです。
ですから、ゼロカットシステムと無縁のトレード生活を送れるように気を付けたいところです。
そのためにも以下のことを意識してみてください。
- 損失限定注文をする
- レバレッジは常に最大でOK
- トレード量は少なめに
- 証拠金維持率を高く保つ
1.損失限定注文をする
「○pipsダウンしたら決済する」と事前に注文しておくことを「損失限定注文」と言います。これは言わば「予約注文」ですから、証拠金維持率が下がり過ぎてしまう前に損切りすることができます。
「損失限定注文をしないことのメリット」は特にありません。
やって損はないので必ず行いましょう。
2.レバレッジは常に最大でOK
3,000万円分のトレードをすると仮定します。
FBSのマックスレバレッジは3,000倍。
この3,000倍で取引するのであれば、最低入金額は1万円でOKです。
そしてゼロカットシステムがあるので、「最大損失額」は1万円でおさまりますよね。
しかし、例えばここでレバレッジ倍率を200倍にしたらどうなるでしょうか。
最低入金額は15万円ですから、15万円失う可能性がありますよね。
お分かりいただけたでしょうか。
レバレッジ倍率は高ければ高いほど安全なのです。
よく「レバレッジが高いのはハイリスク」などと言いますが、それは完全に勘違いです。FX未経験者にありがちな勘違いですので、惑わされないようにしましょう。
3.トレード量は少なめに
要するに「取引金額が高いほど危険」ということです。これは当然のことですよね。
FBSの場合、最初のうちは0.3~0.5ロット程度でも十分です。
ただ、いくらロット数が小さいほど安全とはいっても、0.1ロット未満にしてしまうとレバレッジをいくらかけても稼ぎにくくなります。
このロット数で十分な利益を出そうと思ったら、取引回数が多くなるので、それだけ失敗する確率も高くなります。
バランスを考えつつ、ロット数を設定しましょう。
4.証拠金維持率を高く保つ
トレード量を少なくしたり、レバレッジを高くしたりすることで証拠金維持率を高く保つことができます。
FBSをはじめとする海外FXブローカーでトレードするのであれば、少なくとも500%にはしておきましょう。余裕があれば1,000%以上を目指してください。
FBSの場合は証拠金維持率が20%になると強制決済されますが、これくらい証拠金維持率を高くしておけばほぼ安全です。
FBSはなぜゼロカットシステムを設定しているのか?
「ブローカー側の出費が増える」わけですから、ゼロカットシステムを設定するとその分だけ業者が損をするように思えるかもしれません。
ですが、実際にはFBS側にもメリットがあるからこそゼロカットシステムを設けています。
(変に『トレーダーのために!』などと言われるよりも、その方がむしろ信頼できるという人もいるのではないでしょうか)
主な理由は3つあるかと思います。
1.新規ユーザー獲得のため
どうせだったらゼロカットシステムがあるブローカーで安心してトレードしたいですよね。誰しもそう考えるはずです。
2.ユーザーの減少を防ぐため
もしゼロカットシステムなければ、ユーザーが大きな借金を作ってそのままFBSから離れてしまうかもしれません。それよりもゼロカットシステムによって救済して、その後もトレードしてもらったほうがトータルでは儲かると言われています。
3.訴訟などの手間をカットするため
FXによって借金を作ったユーザーが、全員スムーズに返済するとは限りません。返済を渋るユーザーに対しては、FBS側としても催促をしたり訴訟をしたりせざるを得ません。そんな手間をかけるくらいだったら、ゼロカットシステムによって処理するほうがいいのです。
FBSのゼロカットシステムについての細かな注意点
FBSのゼロカットシステムについてはまだお伝えすべきことがあります。
- 2つ以上口座があるときのゼロカット処理について
- マイナスが補填されるのはいつ?
- ゼロカットシステムが作動しないときはどうする?
もう少しおつきあいください。
1.2つ以上口座があるときのゼロカット処理について
極端な例ですが、「プラス500万円の口座と、マイナス10万円の口座がある」というケースでも、「別の口座からマイナス分を補填する」という処理は行われません。
ゼロカットシステムの発動判定は「口座ごと」のものですのでご安心ください。
ですから、「ゼロカット(ロスカット)されないように、他の口座から資金を移動する」という行為は必須ではありません。
(戦略的にコレをすべきときはあるかもしれませんが)
2.マイナスが補填されるのはいつ?
「口座がマイナスになってから1日以内」というのが、多くの海外FXブローカーにおけるゼロカットシステムの作動タイミングです。
しかし、FBSにおけるゼロカットシステムの作動時間は異常に早く、ものの3秒以内で口座が0まで戻ります。
これが案外嬉しいんですよね。
なぜかというと、「口座が0まで回復するのは待つのはメンタル的に結構苦痛」だからです。
3.ゼロカットシステムが作動しないときはどうする?
万が一ゼロカットシステムが作動しなかった場合はFBSに連絡しましょう。
これで確実に処理してもらえるはずです。
ちなみに、FBSにおける「ゼロカットシステム未発動事例」は存在しません。
※ただし、「ゼロカットシステムの悪用」をはじめとする何らかの違反行為をしているとゼロカットの対象から外されてしまう可能性があります。
まとめ
FBSのゼロカットシステムについて解説しました。
「非常に助かるサービスではあるが、お世話にならないようにする」というのが全てのトレーダーが取るべきスタンスです。
ゼロカットシステムあれば今後スイスフランショックの大事件があっても、あなたが大きな借金を背負うことはなくなります。
あなたのFX生活が長ければ長いほど、「一生に数回の急激な変化」に遭遇しやすくなります。「自分には大暴落なんて関係ない」と油断せず、必ずゼロカットシステムのあるFBSなどでトレードしましょう。
「最悪の事態は一回以上起きる」という意識が大事です。