この記事では、XMの最大レバレッジ倍率や、ロット数とレバレッジの関係性について解説します。
特にFX未経験者の方の中には、「ロット数とレバレッジの関係」に関して勘違いしている人が少なくありません。
FXを始める前にぜひ本記事をお読みになってくださいね。
目次
XMの最大レバレッジは何倍?
XMの最大レバレッジは基本的に1,000倍です。
ただし、有効証拠金が増加すると最大レバレッジに規制がかかるので気を付けましょう。
有効証拠金20万ドル以上 ⇒ 最大レバレッジ100倍
という風に変化していきます。
XMの最大レバレッジを活用して安全に大きなロット数を持ちたいのであれば、有効証拠金が200万円以上になる前に出金しましょう。
XMの最大レバレッジは通貨ペアによっては下がる
また、特定の通貨ペアで取引をする場合にも最大レバレッジが下がります。
例えば、
ユーロスイスフラン:444倍
ユーロデンマーククローネ:50倍
ドル元:50倍
などなど。
最大レバレッジ1,000倍でトレードしたい場合は、これらの通貨ペアを選ばないようにしましょう。
ただし、「最大レバレッジが低い通貨ペア」は相場が変動しやすい傾向にあるので、上級者であれば、それなりのロット数を扱いつつ効率良く稼ぐことができるかもしれません。
XMのCFD銘柄の最大レバレッジは?
仮想通貨:5倍
株価指数:5~200倍
資源:33.3~66.7倍
商品CFD:50倍
という最大レバレッジになっています。
せっかくXMでトレードするのであれば、最大レバレッジ1,000倍で取引したいところですし、とりあえずは普通に通貨ペアを扱うことをおすすめします。
取引に慣れてきて、興味が出てきたらCFDにも目を向けるくらいがちょうどいいと思います。
XMは口座タイプによっても最大レバレッジが変わる
XMには、
- スタンダード口座
- マイクロ口座
- ゼロ口座
- KIWAMI極口座
の4種類があります。
このうちスタンダード口座とマイクロ口座、KIWAMI極口座の最大レバレッジは1,000倍ですが、ゼロ口座の最大レバレッジは500倍となっています。
ですから、レバレッジの高さを活かしたいのであればゼロ口座は避けたほうが良さそうです。
また、ゼロ口座では「入金ボーナス」と「XMポイント」がもらえないので、その点も注意しましょう。
大きなイベントがあるときはXMの最大レバレッジに注意!
これまでXMは、
- トルコ総選挙
- EU首脳会議(ギリシャ経済危機に伴う)
- イギリス国民投票(EU離脱関連)
など、「相場が大きく動くことが明らかなイベントがあるとき」に最大レバレッジを下げています。
ただ、何の前触れもなく最大レバレッジが下がることはなく、前もってXMから連絡が来るので(オフィシャルサイトでも発表されるはずです)、こまめに調べておきましょう。
ちなみに、このパターンでは最大レバレッジが50倍までにダウンする可能性が高いです。
大幅に下がるので、その後の立ち回りを工夫する必要がありそうですね。
ここまでのまとめ
- XMの最大レバレッジは1,000倍
- 有効証拠金が増えると500倍、200倍、100倍になる
- CFD銘柄の最大レバレッジはバラバラ
- ゼロ口座の最大レバレッジは500倍
- イベント時は最大レバレッジが下がる(50倍が多い)
「XMは最大レバレッジが高いからハイリスク」というのは本当なの?
XMは「1ロット=10万通貨」となっています。
ですから、例えば「1通貨=100円」なのであれば「1ロット=1000万円」という計算になります。
XMの最大レバレッジは1,000倍ですから、約1万円の自己資金があれば「ロット数1」を保有することが叶います。
恐らく「XMは最大レバレッジが高いからハイリスク」と言っている人の多くは、「たった1万円出すだけなのに、1000万円も失う可能性がある!」と捉えているのではないでしょうか。
しかし、そう感じている人の多くはFX自体をやった事がないはずです。
あくまで「ロット数1を保有するためにハイレバレッジを活用している」だけですから、損失は1万1000円までで済みます。
「相場が激変すれば、ロスカットが追い付かずに口座残高がマイナスになる可能性があるのでは?」と感じるかもしれません。
確かにそのとおりです。
たとえXMであっても、一時期的に口座残高が0を切ってしまうことはあります。
しかし、XMには「ゼロカット」がありますから、しばらく待てば口座残高を0まで戻してくれます。
ですから、正真正銘「最大でも1万1000円を失うリスク」で、「ロット数1(1000万円)」のトレードをすることができます。
とても効率が良いですよね。
XMの「最大レバレッジ1,000倍」を危険なものにしないための鉄則
最大レバレッジ1,000倍で、安全にトレードするための鉄則。
それは、
ということです。
先ほどと同じく「1ロット=1000万円」として、「レバレッジ1,000倍/ロット数1」なら、自己資金は1万円ほどで済みます。
ですが、気が大きくなってしまって「レバレッジ1,000倍/ロット数10」などとすれば、約10万円も用意しなければならなくなります。
それは言い換えれば、「最大で10万円は失う可能性がある」ということですよね。
ハイレバレッジで失敗する人の多くは、ハイレバレッジを「大きなロット数を扱って、一攫千金を狙うための手段」だと考えてしまうのです。
さて、同じ条件で「レバレッジ1,000倍/ロット数0.1」とすれば、自己資金は1000円ほどとなります。それでも100万円分のトレードができるわけですから、効率は悪くないはずです。
さらに、「レバレッジ1,000倍/ロット数0.01」であれば、自己資金はわずか100円で済むわけです(初心者のみなさんはこのロット数で試してみてはいかがでしょうか)。
そうです。
ハイレバレッジで成功する人のほとんどは「それなりのロット数を、小さい自己資金で扱うための手段」と捉えるのです。
「最大レバレッジとロット数の関係性」を理解していない人が非常に多い!
ですが、実際には最大レバレッジとロット数の関係性を理解していない人がかなりいます。
検索上位に来るようなサイトの中にも、
- 初心者のうちはレバレッジを増やし過ぎないようにしましょう
- ハイレバレッジの海外FXブローカーは使わないほうがいい
- 危険性を下げたいときはレバレッジ倍率を下げるべき
などと解説しているところがチラホラあります。
これらを正しく説明し直してみましょう。
読み進める前に、少し考えてみてくださいね。
……では、進みましょう。
- 初心者のうちは『ロット数』を増やし過ぎないようにしましょう
- 『低』レバレッジの『国内』FXブローカーは使わないほうがいい
- 危険性を下げたいときはレバレッジ倍率を『上げる』べき
となりますよね。
ちなみに国内FXブローカーの最大レバレッジは25倍であり、ゼロカットもありません。
率直に言って、海外FXブローカーよりもリスクが高いです。
まとめ
XMの最大レバレッジは1,000倍です。
これは最大レバレッジが数百倍のところがゴロゴロある海外FX業界のなかでも、トップレベルで高いです。
それは言い換えれば「トップレベルで安全」という事でもありますよね。
ただし、「トレードするロット数」を上げてしまえば、いくらハイレバレッジであっても危険性が高くなってしまいます。
「ハイレバレッジで大金を稼ぐぞ!」というような変なテンションにならず、地道に低ロット数で取引を積み重ねるのが、結果的には「大金を稼ぐ」ための近道となりますよ。