FXのピボット手法!メリット・デメリット・実際のトレード方法

たくさんの手法があるFX
FX
のトレーダーは皆、自分の得意な手法を持っています。
でも、FXを始めたばかりの初心者だと「どの手法がいいのか分からない」と困っている人もいるのではないでしょうか。

 

そこで今回は、数ある手法の中でも初心者にも分かりやすい「ピボット手法」について詳しく解説していきます。

 

欧米に比べ、日本では使っている人がまだ少ないと言われているピボット手法ですが、この手法をマスターすることで相場やエントリーポイントが確実に分かるようになりますよ!

 

FXを始めたけど、毎回エントリーポイントが分からない」「相場がイマイチ分からない……相場の勢いを見るいい方法はないの?」という人はぜひ最後までお読みくださいね。

ピボット(pivot)とは?

前日の高値・安値・終値の値動きの平均をもとに、当日の相場の動きをラインで予想するテクニカル指標。
RSI
・パラボリックなどの指標を開発したJ.W.ワイルダー氏が開発しました。
前日の価格をもとにデータを出すため、スキャルピングやデイトレードのような短期売買に強い指標となります。

 

ピボットの計算式は世界共通なので、フィボナッチなど他の指標のように「人によって値が変わる」ということがありません。
誰でも同じポイントを意識することになるため信頼性が高く、サポレジとしても機能しやすいのがピボットの特徴であり人気の秘密です。

ピボットの7本線の意味とは?

ピボットは7本の線で示され、上から

 

  • レジタンスライン3(R3)
  • レジタンスライン2(R2)
  • レジタンスライン1(R1)
  • ピボットライン(PP)
  • サポートライン1(S1)
  • サポートライン2(R2)
  • サポートライン3(R3)

 

と呼ばれています。

 

ちょうど真ん中の線はピボットポイント(PP)と呼ばれていて、「このラインの上に来るか下に来るかで上げトレンドまたは下げトレンドかを見極める」ことができます。

 

その両側にあるサポートライン1(S1)とレジスタンスライン1(R1)は、「前の日と同じくらいの変動があればこの辺りまでだろう」という目安になる線です。

 

さらに外側にあるサポートライン2(S2)とレジスタンスライン2(R2)は、「前日よりさらに大きな変動があり、1の線を超えていくならこの辺りかな」という目安になる線。

 

一番外側にあるサポートライン3(S3)とレジスタンスライン3(R3)は、「予想外の大きな変動があり、2の線を超えて届くならこの辺りだろう」と予想される線になります。
S3
R3はどちらも、下げトレンドと上げトレンドが終了するポイントにもなります。

ピボットの算出方法は?

ピボットは「前日の高値・安値・終値」の値をもとに算出されます。
各線の算出方法はこちら。

 

ライン 算出方法
ピボットポイント(PP) (前日の高値+安値+終値)÷3
サポートライン1(S1) ピボットポイント(PP)(前日の高値-ピボットポイント)
レジスタンスライン1(R1) ピボットポイント(PP)(ピボットポイント-前日安値)
サポートライン2(S2) ピボットポイント(PP)(前日高値-前日安値)
レジスタンスライン2(R2) ピボットポイント(PP)(前日高値-前日安値)
サポートライン3(S3) サポートライン1(S1)(前日の高値-前日の安値)
レジスタンスライン(R3) レジスタンスライン1(R1)(前日の高値-前日の安値)

ピボットをどのように使えばいいの?

ピボットは、相場やエントリーポイントを見極めるときに役立ちます。

 

7本の線の真ん中にあるピボットポイント(PP)線を中心に、チャートが線の上にあれば【買いポジションを持つ準備をする】、線よりも下にあれば【売りポジションを持つ準備をする】と判断することができます。

 

例えば、以下のような売り買いが可能。

 

  • チャートがレジスタンスライン1(R1)を超えてまだ上がっている場合、【上げトレンド】と分かるので買いポジションを持ち、レジスタンスライン2(R2)に届いたところで決済
  • チャートがサポートライン1(S1)より下にある場合、【下げトレンド】と分かるので売りポジションを持ち、サポートライン2(S2)に届いたところで決済

 

ピボットを使う時のコツと注意事項は?

ピボットを使う時のコツ2

押し目買いでエントリーしよう!

線を超えた後、またトレンド方向に動き出したら押し目買いのチャンス。逃さずエントリーしましょう。

もう一つの指標と組み合わせて使ってみよう!

移動平均線・フィボナッチなど他の指標と組み合わせて使うと、さらに確実な取引をすることができます。

 

ピボットを使う時の注意事項3

  1. ラインがその日限り有効(0時になると前日の値から新しく計算される)
  2. 長期間の取引には向かない
  3. ピボットポイント(PP)の上にある時には買わない

 

ピボットのメリット・デメリットは?

ピボットのメリット
  • ラインは世界共通、誰が見ても同じ
  • 日付が変わるまで数値が変動しないため、FXに時間を使えない人にもおすすめ
  • 勝率、一度の勝ち幅が大きい
  • 売買のタイミングが分かりやすい

 

ピボットのデメリット
  • エントリーできるチャンスが少ない

ピボット手法が使える場面・使えない場面は?

ピボット手法が使える場面
  • レンジの時
  • 相場が安定している時
  • 取引の量が多い時
  • マーケットの時間帯が変わる時

 

ピボット手法が使えない場面
  • 勢いのあるトレンドが長く発生している時
  • 相場が急激に変動している時
  • 取引の量が少ない時

ピボット手法を使う実際のトレード方法は?

ここでは、実際にピボット手法を使っておこなう取引について詳しく説明していきます。
ピボット手法は逆張りに強い方法ですが、順張りの時にも使えますよ!

ピボット手法は逆張り・順張りどちらにも使えます

1.逆張り手法

相場がレンジの時に役立つ方法です。
サポートラインまで来たらラインで反発することを予想して買いポジションを持ち、レジスタンスラインまで届いたら決済します。

2.順張り手法

勢いのあるトレンドが発生している時に役立つ手法です。
サポートライン3(S3)やレジスタンスライン(R3)まで届いた場合、そのままラインを越えて行く場合があるので順張りでの取引がおすすめです。
ただし、S3R3のラインまで届いた後にトレンド転換する場合があるので注意が必要。

レートの特性を利用したトレード方法

レートには「ピボットポイント(PP)の近くで動いていく」という特性があります。

 

その特性を利用すれば、以下のように考えられますね。
【レートがピボットポイント(PP)から離れていれば、ピボットポイント(PP)の方向にエントリーすると勝てる可能性が高くなる】

 

レートがレジスタンスライン1(R1)より上またはサポートライン1(S1)より下にある場合は、ピボットポイント(PP)よりも離れているため、近いうちにピボットポイント(PP)に戻る可能性が高い、と考えられるわけですね。

 

例えば、以下のようなパターンで取引が可能になります。

パターン1:レートがレジスタンスライン1(R1)よりも上にある場合
ピボットポイント(PP)に戻ろうと下降トレンドになる可能性が高い
↓売りポジションを持つ

 

パターン2:レートがサポートライン1(S1)よりも下にある場合
ピボットポイント(PP)に戻ろうと上昇トレンドになる可能性が高い


買いポジションを持つ

 

ピボット手法で取引する場合の注意点
  • ピボットポイント(PP)方向へはローソク足3本分くらいの小さな動きになることが多いため、短期取引に向いています
  • レートがピボットポイント(PP)から離れているからといって、すぐにポジションを持つとダマシにあう可能性があるので注意!
    ピボットポイント(PP)に戻ろうとする動きを確認してからエントリーするようにしましょう。

 

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