XMの金融ライセンスにまつわる微妙な事情と会社概要も紹介

本記事のテーマはXMの「金融ライセンス」と「会社概要」です。

 

特に金融ライセンスについては、「日本人向けの会社」とそれ以外で事情が少し違うので気を付けましょう。

 

 

まずはXMの会社概要から

設立日2009年
社員数200人~
会社所在地イギリス、キプロス、オーストラリア、セーシェル
金融ライセンスイギリス、キプロス、オーストラリア、セーシェルのものを取得

 

会社概要の中で特筆すべきなのは「金融ライセンス」の部分です。

 

「キプロスの金融ライセンス」と「イギリスの金融ライセンス」は獲得条件がかなり難しく、これを両方とも持っているだけでもかなり信用できます(どちらかを持っているだけでもすごいですし)。

 

XMの日本向けのサービスの金融ライセンスについて 

XMの「日本人トレーダー向けサービス」をする会社は、セーシェルの金融ライセンスを獲得しています。

 

そして、実はセーシェルの金融ライセンスにはこのような懸念があります。

 

  • 会計書記がいなくても取得できる
  • 会計監査がいなくても取得できる
  • 「自己資本金」についての条件が存在しない

 

などなど。

 

ですから、キプロスやイギリスの金融ライセンスに比べると、取得するのがとても楽だと言われています。

 

ただし、系列会社がキプロス・イギリスの金融ライセンスを持っているわけですし、日本向けサービスに関しても信頼して大丈夫だと思います。

 

なぜ「XMの日本向け会社」はセーシェルの金融ライセンスを持たないのか?

 ここで多くの人が「じゃあ日本向けサービスの会社もキプロスの金融ライセンスを獲得すればいいのに」「そもそもあえて日本向けサービスの会社を作る必要はないのでは?」と感じると思います。

 

しかし、実は「日本向けサービスをしている海外FXブローカーには、キプロスの金融ライセンスが発行されない」という事実があります。

 

なぜそんな状況になっているのか順を追って考えてみましょう。

 

以前はキプロスの金融ライセンスが取れた→そのままでは日本人トレーダーが海外FXに奪われてしまう→日本の金融庁は危機を感じた→「日本人トレーダーを対象とするサービスをしているFXブローカーには金融ライセンスを発行するな」と日本の金融庁が、キプロスの金融庁に圧力をかけた→圧力が功を奏してしまった

 

↑簡単に言うとこのような流れです。ここではキプロスだけを例に取りましたが、日本の金融庁は他の国にも圧力をかけていると言われています。

 

そしてXMは「逃げ道」を見つけた

そこでXMは「じゃあ、『日本人トレーダー向けのサービスをする会社』を別に作って、金融ライセンスはヨソからもらおう」と考えて、実践したわけです。

 

「日本人向けサービスを切り捨てる」という選択肢もないわけではありませんが、「全世界のFXトレーダーのうち、半分以上は日本人である」と言われていますから、XMレベルの大手が日本人利用者の獲得を逃すわけにはいかなかったわけです。

 

補足:XMの会社概要を見るときの注意点

XM 会社概要」などでインターネット検索すると、「XM全体の会社概要」を紹介しているサイトもあれば、「XMの日本人向け会社」の会社概要を挙げているところもあることが分かります。

 

ハッキリ言って、トレーダー側がこれを混同しても対して問題はありませんが、一応きちんと区別をつけるようにしましょう。

 

XMの会社概要・金融ライセンス以外の特徴は?

ここまでXMの会社概要や金融ライセンスについて解説しました。

 

ここからは、XMのその他の特徴を紹介します。

 

  1. マックスレバレッジ888倍
  2. ゼロカットシステムあり
  3. ボーナス、ポイントシステムあり
  4. 約定力が非常に高い
  5. 「ウェビナー」をやっている

 

1.マックスレバレッジ888

海外FXのマックスレバレッジは国内FXのそれと比べるとかなり高く、平均して400500倍ほどとなっています。

 

ですが、XMのマックスレバレッジは888倍です。

 

海外FX企業のうちでも、トップレベルで高いです。

 

レバレッジが高ければ高いほど資金効率が良くなりますし、「同じポジションを持つ場合の、必要資金が下がる」ので安全性も高くなると言えます。

 

2.ゼロカットシステムあり

 

ゼロカットシステム:口座残高が0未満になったら0に戻すシステム

 

このゼロカットシステムがあれば、「もともとの自己資金」を超える損失が出ることはありません。

XMのサイトの会社概要にもありますが、XMはゼロカットシステムのことを「マイナス残高リセット」と表記しています。「ゼロカット」という表現はしていないようです。

※「ゼロカットシステムを完備すること」が、取得条件の一つになっている金融ライセンスもあります

 

3.ボーナス、ポイントシステムあり

XMは口座開設ボーナス、入金ボーナス、XMポイントなどのサービスを実施しています。

 

  1. 口座開設ボーナス→新規口座を作るだけで3000円獲得できます(初回のみ)
  2. 入金ボーナス→入金額に応じたボーナスが獲得できます(50万円まで)
  3. XMポイント→トレードをするごとに「取引で使えるポイント」が獲得できます

 

会社概要には記載されていませんが、XMのスプレッドは「狭い」と言える部類ではありません。

 

しかし、その分XMポイントがもらえるわけですから「実質のスプレッド」は「表記上のスプレッド」よりも狭くなります。

 

4.約定力が非常に高い

「注文価格をズラさずに、そのまま通す力」のことを「約定力」と言います。

 

XMの約定力はかなり高く、全注文の99パーセント以上が1秒かからずに執行されています。また、約定拒否が起きたことは一回もありません。

 

そのため、約定力の低さが命取りになるスキャルピングトレーダーにもXMは大人気です。 

 

ちなみに、約定力が低いFXブローカーの中には、「注文→執行」までに3秒以上かかるところもあるそうです。

 

これではまともにトレードできませんね。

 

5.「ウェビナー」をやっている

XMは「ウェビナー」というXMの無料オンラインスクールを開講しています。

 

本当に1円もかからず参加できますし、参加条件も特にありません。

(基本的にXMの口座を持っていなくても参加できます)

 

さらにXMは、FXXM自体の情報を発信するためのYouTubeチャンネルも運営しています。

 

とにかく「XMのユーザーにはガンガン稼いでほしい」という姿勢がうかがえる、誠実な会社だと思います。

 

実際、「トレーダーにどんどん稼いでもらって、どんどん手数料を落としてもらったほうがXMとしても助かる」わけですしね。

 

XM側にもメリットがあってやっている」と考えたほうがむしろ信頼できるのではないでしょうか。

 

まとめ

XMの金融ライセンスと会社概要についてでした。

 

単純に「日本向け会社が持っている金融ライセンス」だけで考えると微妙に信頼しにくいわけですが、「本社はちゃんとした金融ライセンスを持っている」ので問題はありません。

 

それに日本の金融庁が結構クセモノなので、日本人トレーダーに対してはブローカーとしても特殊な対応をせざるを得ないわけです。

 

まあ、ここまでお伝えしておいてなんですが、金融ライセンスを会社概要に関しては、個人トレーダーが気にする必要のある部分ではありません。忘れてしまってもいいと思います。

 

それよりも重要なのは、XMの充実したボーナスやハイレバレッジを活用して、安定して稼ぐことです。「ウェビナー」などにも参加しつつ、コツコツと利益を出していきましょう!