FXリスクを知って対処法を学ぼう

「FXで大損した」そんな話を聞いて、「FXはリスクが高すぎる」という印象を持ったことのある方も多いかもしれません。

 

確かに、FXにはリスクがあります。しかし、きちんと理解して対処法を習得すれば、それらのリスクはかなり軽減することができます。

 

FXで大損したという人は、往々にしてそのようなリスクを理解することなく取引を始めてしまった人に多くみられるのです。

 

今回は、FXのもつリスクを一つ一つ理解して、それらを軽減するための対処法を見ていきたいと思います。

 

為替リスク

FXは二国間の通貨を売買して、売買差益で利益を出す投資方法なので、取引自体が常に為替リスクを抱えていることになります。

 

そして、この為替の変動を100%当てることはどんなに経験を積んだトレーダーでも不可能です。ですから、極力100%に近づけるように、経験と努力を重ねていくことが重要です。そうしないと、想定外の損失を出してしまうことになるのです。

 

以下に、これを回避するための対処法をご紹介します。

 

チャートは長期で見よう

「短期のチャートは長期のチャートに支配される」という原則があります。

 

長期相場を見て全体の流れを把握してから、短期チャートを見て取引する必要があるのです。

 

しかし、初心者は、短期のチャートだけを見て取引して失敗してしまいがち。たとえ直近15分のチャートを見て相場が上昇していても、その日全体で見ると相場が下落している、なんてこともよくあります。確認するチャートによって予測が真逆になるこということに注意しましょう。

 

為替変動が激しい時間帯は取引を控えよう

FXには値動きが激しい時間帯があります。これを知らずに取引していると、不意に相場が急変してあっという間に大損を被ってしまう可能性もあります。

 

ですから、このような時間帯をきちんと把握する必要があります。そして、初心者はこれらの時間帯は取引を控えたほうがいいでしょう。

 

特に注意が必要な時間帯は次の2つです。

 

取引ができない土日

土日は世界中の市場が閉まっているため、その間に何が起ころうと取引ができません。

 

「金曜日にポジションを持って、土日をまたいだら大損した」という失敗は少なくありません。

 

市場が切り替わる時間帯

市場が切り替わる時間は、それまでとは逆の相場になる傾向があります。

 

例えば、東京市場からロンドン市場に切り替わる日本時間17時などは注意しましょう。

 

ボラティリティが激しい時は要注意

ボラティリティとは、為替の価格変動の度合いを言います。ですから、「ボラティリティが大きい」とは、為替変動が大きいことを言います。

 

急激な値動き(=ボラティリティが大きすぎる)時に手を出したりすると、一瞬でトレンドが転換して損失を抱える可能性があります。

 

逆に、値動きが小さすぎる(=ボラティリティが小さすぎる)時に取引すると、わずかな変動に過剰反応したり、無理にトレンドを見つけようとしたりして、失敗することがあります。

 

このような極端なボラティリティの時も、初心者のうちは取引を控える方がいいでしょう。

 

テクニカル分析とファンダメンタル分析を学ぼう

テクニカル分析とは、チャートの動きなどから未来の為替の動きを予想する手法。

 

ファンダメンタル分析とは、経済の流れなどから今後の為替の値動きを読み解く手法。

 

この2つの分析を行い、根拠のある取引を行っていくことで、少しずつ勝率を上げていくことができます。

 

レバレッジリスク

レバレッジは、FX最大の特徴です。自分の資金を倍増させる仕組みのことで、国内のFXでは最大25倍までレバレッジをかけることが可能です。これにより、少ない資金で大きな利益を狙うことができます。例えば、1万円の資金で25万円の取引を行えるのです。

 

ただし、利益だけでなく、損失も倍増となることに注意が必要です。

 

低いレバレッジで始めよう

初心者のうちは3、4倍のレバレッジで取引することをお勧めします。初心者が高いレバレッジをかけてしまうと気分が高揚して、冷静な取引ができなくなってしまいます。そして、大きな損失へとつながってしまうケースが少なくないのです。

 

初めにそのような大きな損失を出してしまうと、トラウマとなってしまう恐れがあり、再びFX取引ができなくなってしまう可能性があります。

 

ですから、慣れるまでは低いレバレッジでの取引を徹底しましょう。

 

流動性リスク

流動性リスクは、市場に参加している人数が少ないために自分が指定した日時や価格で決済しづらくなることを言います。これを回避する方法は2つあります。

 

メジャー通貨を選ぼう

メジャー通貨とは、ドル、ユーロ、円などの取引人数の多い通貨のこと。これらの通貨の取引は流動性が高く、自分の指定する条件で取引しやすいと言えます。

 

逆に、マイナー通貨だと流動性リスクが高く、初心者は避けた方がいいでしょう。

 

スリッページリスク

スリッページとは、取引する際の注文金額と約定金額の差を言います。要は、「意図した価格とは違う価格で注文が通ってしまう」ということです。

 

例えば、109.879円で買い注文をしたつもりが、実際には109.899円で約定されてしまったとします。この場合は、1銭のスリッページが発生したことになります。1万通貨で取引した場合、250円の損失となります。

 

約定力の高いFX会社を選ぼう 

スリッページが発生する原因は、その取引をしたFX会社の約定力の弱さにあります。システムの弱い取引サーバーしか持っていないFX会社の場合、取引が集中する時間帯に注文を処理しきれないことがあり、スリッページが発生するというわけなんです。

 

ですから、スリッページを防ぐためには、システムが強く約定力の強いFX業者を注意して選びましょう。

 

心理的リスク

FXでは、メンタルで勝敗が決まるといっても過言ではありません。損切りを渋って、どんどん損失を膨らませていき失敗する人が非常に多いのです。

 

そこで、冷静に取引するためのポイントを紹介します。

 

自分のルールを決めよう

利益確定と損切りのラインを事前に決めておいて、そのとおりに機械的に行うことが、大きな損失を事前に防ぐ最大の手段です。しかし、言葉で言うのは簡単でも、これを決めたとおりに実行するのが難しく、多くの人が苦しんでいます。特に、損切りでは、「もう少ししたら戻ってくるかも」と渋っているうちに、どんどんと損失が大きくなっていって取り返しのつかない事態になるといった失敗も珍しくありません。

 

感情を挟まずに、冷静に判断することを意識して取引してみてください。

 

勝ちに執着しすぎない

勝ちに執着しすぎると損切りを渋ってしまいがちに。それよりも、いかに負けを少なくするかを重視するべき。勝ち負けを繰り返し、トータルでプラスになることを目指しましょう。

 

まとめ

今回は、FX取引をする上で知っておかなければならないリスクと、それぞれの対処法をご紹介してきました。確かに、FXにリスクはありますが、これらを正しく管理していくことで、リスクを軽減していくことができるのです。本日ご紹介したポイントを実行しながら、FX取引を楽しんでみてください。

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