損切りが難しい理由とトレードルールの確立が重要

FXとは外国為替証拠金取引のことを言います。FXは株式や投資信託など一般的な金融商品と違い、自己資金が少額でも大きな利益を出すことができる夢のある金融商品です。

多くの方が、FXによって1億円以上の利益を上げている億り人になっています。

しかし、FXは決して何の努力をしないで利益を上げることができる商品ではありません。

FXで勝つためには、様々な知識を身に着ける必要があります。

その中でも、損切りは非常に重要です。そこで今回は、FXで勝つために最も重要な損切り値について詳しく説明していきます。ぜひ最後までご覧ください。

損切りとは?

損切りとはその名の通り、損失を確定させることを言います。

FXにおいて、損切りは非常に大切です。損切りを上手く行うことができないと、損失は無限大に広がってしまう恐れがあります。

損失が拡大してしまう1倍の要因は、レバレッジです。

FXにはレバレッジがあることによって、投資資金が少なくても大きな利益を出すことができます。

しかし、大きな利益を出すことができるという事は、大きな損失を出してしまう恐れがあるということです。

致命的な大きな損失を防ぐためには、損切りを適切に行う必要があります。

小さな損失の段階でしっかりと損切りを行うことができれば、新たな取引に臨むことが可能です。

ではこの損切りですが、どのように行えば良いのでしょうか?

次の章では損切りの種類について説明します。

損切りは、2種類ある

一口に損切りと言っても、損切りには2つの種類があります。

  1. 自分の意思で行う損切り
  2. ロスカット

損切りの種類について詳しく説明していきます。

1.自分の意思で行う損切り

多くの方が思い浮かべる損切りは、自分の意思で行う損切りでしょう。

含み損を抱えたとき、自分の意思で決済をして損切りをすることになります。

自分の意思で行うので一見簡単なように思いますが、自分の意思で行う損切りはとてつもなく難しいです。

自分の意思で行う損切りが難しい理由については次の章で説明します。

2.ロスカット

ロスカットとは、あらかじめ決められた一定のラインまで証拠金が減ってしまった場合に強制的に行われる損切りです。

ロスカットラインは、利用するFX会社によっても違いますが、一定のラインまで証拠金が減ってしまった場合に強制的に決済されるので人間の意思が入り込む余地はありません。

人間の意思が入り込む余地がないので、間違いなく損切りすることができることが特徴でしょう。

しかしロスカットラインは一般的に50%程度で設定されていることが多いので何度もロスカットに引っかかってしまうとあっという間に資金はなくなってしまいます。

損切りが難しい理由

損切りが難しい理由は様々ですが、損切りを難しくしている1番の原因は人間の本能です。

人間の本能は、どんなに繕っても損失を確定させることを嫌がり利益を失う事を嫌がるものなのです。

FXで勝つための絶対条件は、利大損小です。利大損小とは、利益は大きくして確定し、損失は極力小さい状態で確定させることをいいます。

この条件を守ることができれば損切りを行う回数が多くても、1回あたりの損失額は小さくなります。

また、利益確定の回数が少なくても1回あたりの利益が大きいので結果として大きな利益を取ることができるのです。

このようなに利大損小を守ることができれば、FXで莫大な利益を得ることができます。

しかし、人間の本能に従ってFXトレードを行うと利小損大になってしまうのです。

利小損大とは、利益は小さい状態で確定させてしまい損失は、広げてしまうことをいいます。

このようなトレードを行ってしまうと、利益確定の回数は多くても1回あたりの利益は小さくなってしまいます。

また、損失確定の回数が少なくても1回あたりの損失が莫大なものになってしまうのであっという間にFX市場から退場させられてしまうことになるのです。

人間の本能に従ったままトレードをしてしまってはFXで勝つ事は絶対にできません。

では、どうすれば、適切な損切りを行うことができるのでしょうか?

適切な損切りを行うために必要な事は、トレードルールを作ることです。

損切りを適切に行うためにはトレードルールが必要

FXで勝つためには、損切りがいかに重要かについてはご理解いただけたかと思います。

では、損切りを適切に行うためにはどうすれば良いのでしょうか?

それは、適切なトレードルールを作ることです。

トレードルールとは、その名の通りFX取引をする際のルールのことをいいます。

しっかりとしたトレードルールを作ることができれば、適切な損切りをする事は必ずできるようになります。

しっかりとしたトレードルールを作るポイントは主に3つです。

  1. 明確なルールにする
  2. 必ず実行できるようにする
  3. 一度決めたルールは一定期間変えない

トレードルールを作るポイントについて分かりやすく説明していきます。

1.明確なルールにする

トレードルールを作る際は、明確なルールにするようにしましょう。

曖昧なルールを作ってしまうと、いざルールを履行しようと思った時、行うことができなくなってしまいます。

曖昧なルールでも、相場があまり動いていない時などの平時の時であれば実行できるかもしれません。

しかし相場が大きく動いた時に、ルールを実行する事はまずできないでしょう。

なぜなら、相場急変時などに冷静にいる事は不可能だからです。

頭がかーっとなっているときに、曖昧なルールなどを実行することはできません。

トレードルールを作る際はどんな状況でも実行できるように明確かつわかりやすいルールにすることは大きなポイントです。

2.必ず実行できるようにする

明確かつわかりやすいルールを作るだけではしっかりとしたトレードルールとはいえません。

トレードルールは必ず実行できるようなルールにしましょう。

いかなる状況になった時も、決められたルールを執行することが出来るようにするのです。

人間の意思は弱いものなので、家族など他人に協力してもらうのも良いかもしれません。

あらかじめ信頼できる人にトレードルールを伝えておけば、いざ損切りを行わなければならない状況になったときに躊躇なく損切りすることができるようになるでしょう。

もし信頼できる人がいなければ、逆指値などをうまく使って強制的に損切りできる環境を作ることが必要です。

人間の意思は非常に弱いものであるということをしっかり自覚し、強制力を伴うルールを作るようにしましょう。

3.一度決めたルールは、一定期間変えない

トレードルールを、一度作ったら頻繁にルールを変えることはやめましょう。

頻繁にルールを変えてしまうと、「どうせまたルールを変えるから今回ルールを破ってもいいや」という気持ちが生まれてしまいます。

せっかくルールを作っても、このような気持ちになってしまっては元も子もありません。

トレードルールが上手く機能しない場合、ルールを変えたい気持ちはわかりますが、一定期間はそのルールを試すようにしましょう。

まとめ

今回は、FX取引における損切りの大切さについて説明しました。

FXで勝つためには、損切りがものすごく重要です。

「適切な損切りができる者はFXを制す」といっても過言ではないでしょう。

FXで勝つためにはスプレッドやスワップポイント・トレードシステムなど様々な要素があります。

しかし最も大切な事は適切に損切りをすることができることなのです。

ぜひ、今回紹介した、トレードルールの作り方を参考に適切な損切りを皆さんができるようになることを心より祈っております。