FXにかかる手数料はコレ!

あらゆる金融商品には取引手数料が設定されています。一方で、FXではほとんどの業者は取引手数料がありません。

 

では、FX取引の際に全くコストがかからないのか、というとそうではありません。FXで取引する際にはスプレッドが実質的な手数料そしてかかってくることになります。

 

また、業者によってはスリッページといったものもかかってくるケースがあります。

 

そこで今回は、スプレッドとスリッページについての解説と、FX業者の比較をしていきたいと思います。

 

スプレッドとは?

スプレッドを理解しよう

FXの実質的手数料ともいうべきスプレッドは、売値と買値の差額のことを言います。

 

買い手が買いたいと思う価格と、売り手が売りたいと思う価格は、一致することはありません。そこで、その価格差を「スプレッド」としているのです。

 

例えば、スプレッドが1通貨あたり0.2銭の場合、売値が109.877円、買値が109.879、というふうに売る場合と買う場合の価格に、0.2銭の差額があるのです。

 

0.2銭は0.002円なので、非常に安い金額に感じられます。しかし、FX取引では最低取引単位が1000通貨や10000通貨に設定されているので、実際には1000通貨で取引する場合は3円のスプレッドがかかってくることになります。

 

しがたって、FX取引ではスプレッド分よりも大きな利益を出さないと、損をしてしまうことになります。ですから、FXではスプレッドの大小がとても重要になってきます。特に、スプレッドは取引の都度かかってくるので、スキャルピングやデイトレードなど頻繁に取引を繰り返す手法を取る場合には、スプレッドの影響がかなり大きくなってくるので、注意が必要です。

 

原則固定のスプレッドには例外あり

国内FX業者の多くは、スプレッドを「原則固定」としています。

 

そうなんです。わざわざ「原則」と記載するということは、「例外」が存在するということなんです。

 

では、どのような時に例外となるのでしょうか。

 

これは「流通量が少ない時間帯」や「為替レートが急激に変化する時」などには、固定スプレッドよりも広くなる場合があるというのです。

 

具体的にいうと、「流通量が少ない時間帯」とは例えば朝方(早朝3時〜8時)など。「為替レートが急激に変化する時」とは重要経済指標が発表されるようなタイミングのことを言います。

 

特に、相場が急変するような場合には、トレーダーの注文を受けてから、これをFX業者がインターバンク市場に注文するまでの間に、相場が変動してしまう可能性があります。そのような場合に、変動分をFX業者がカバーする必要がないように、広めのスプレッドをかけておこう、というわけです。

 

要は、FX業者が損をしなくてもいいように、スプレットが広げられるということです。

 

通貨ペアによってもスプレッドが異なる

世界中の通貨を取引するFXには、50種類以上の通貨ペアが存在します。

 

これらの通貨は、主にメジャー通貨、変動通貨、マイナー通貨の3種類に分類することができます。

 

メジャー通貨 ドル、ユーロ、円
変動通貨 ポンド、豪ドル
マイナー通貨 トルコリラ、南アフリカランド

 

一般的にメジャー通貨ペアでは比較的狭いスプレッドが設定されています。これに対して、変動通貨やマイナー通貨ではスプレッドは広く設定されています。

 

特に、変動通貨は1日の値動きが大きく、利益を狙いやすいという特徴がありますが、スプレットも広いということを注意しておきましょう。

 

また、同じ通貨ペアであっても、FX業者によって異なるスプレッドが設定されています。特に、マイナーな通貨ほど各業者間のスプレッドに大きな差が表れています。

 

例えば、南アフリカランドを、スキャルピングなど取引回数が多い手法で、一年間取引(1日10回×1000通貨×250日)したとすると、業者によって数万〜数十万円の差がスプレッドだけで生じてくることになるんです!驚きですね。

 

スプレッドをFX業者別に比べてみよう

スプレッドの広さはFX業者によって異なります。冒頭でも申し上げたとおり、「スプレッドが狭い=手数料が安い」ということになるので、口座開設の際には各業者のスプレッドをしっかりと見比べる必要があります。

 

以下に、スプレッドの狭さに定評のある国内FXと人気通貨のスプレッドを一覧にしてみました。

 

ぜひ参考にしてみてください。

 

FX業者 米ドル/円 ユーロ/円 ポンド/円 豪ドル/円 NZドル/円
GMOクリック証券 0. 0.5 1.0 0.7 1.2
DMM  FX 0.2 0.5 1.0 0.7 1.2
YJFX 0.2 0.5 1.0 0.7 1.2
外為ドットコム 0.2 0.5 1.0 0.7 1.2
LIONFX 0.2 0.5 1.0 0.7 1.0
みんなのFX 0.1 0.4 0.8 0.6 1.0

※単位:銭

※各業者のスプレッドは変更される場合がありますので、ご確認ください。 

 

スリッページとは?

スリッページとは、取引する際の注文金額と約定金額の差を言います。要は、「意図した価格とは違う価格で注文が通ってしまう」ということです。

 

これは、手数料とは意味合いがちょっと違いますが、取引の際にかかり得るコストということで、少し説明しておきます。

 

例えば、あるトレーダーが109.879円で買い注文をしたつもりが、実際には109.899円で約定されてしまったとします。この場合は、1銭のスリッページが発生したことになります。1万通貨で取引した場合、250円の損失となります。当然、取引回数10回、100回と増えるにつれて、スリッページによる損失も10倍、100倍となっていく可能性があるのです。

 

約定力の強いFXを選んでスリッページを防げ

どうしてスリッページが発生してしまうんでしょうか?その原因は、その取引をしたFX業者の約定力の弱さにあります。システムの弱い取引サーバーしか持っていないFX業者の場合、取引が集中する時間帯に注文を処理しきれないことがあり、スリッページが発生するというわけなんです。

 

ですから、スリッページを防ぐためには、約定力の高いFX業者を選ぶことが重要となってきます。口座開設の際には、システムが強く約定力の強いFX業者を注意して選びましょう。

 

まとめ

今回は、FX取引をする上で実質的な手数料となるスプレッドとスリッページについて、その内容と業者について見てきました。

 

スプレッドについては、取引の都度かかるものであり、FX業者や通貨ペアによってその広さが異なります。特に、スキャルピングなどの細かい取引を繰り返すような手法で取引する方や、南アフリカランドなどのマイナー通貨で取引しようと考えている方には、かなり大きく影響してくるポイントですので、口座開設の際には各業者や各通貨ペアのスプレッドによく注目しましょう。

 

また、取引の際にかかり得るコストとして、スリッページもご紹介しました。このような意図しない損失を避けるためにも、約定力のあるFX業者を選ぶことが重要です。

 

このようなポイントに注意しながら、ぜひご自分にあったFX業者を選んでみてください。

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