MT4とMT5のアプリの違いは?特徴・機能・トラブル時の解決方法

FXの取引と言えば、パソコンを使うのが少し前までの常識でした。
しかし、最近のスマートフォンやタブレットの普及により、外出先でも簡単に取引ができるようになったのです。
実際、「会社の休憩時間にスマホで取引している」という人も多いのではないでしょうか?

海外FX会社で取引をしている場合、ほとんどの会社がMT4またはMT5という取引ツールを導入していますが、このMT4・MT5にはスマートフォンやタブレット用のアプリもあります。
アプリをインストールすれば、外でもどこでもFXの取引をすることが可能になるのです。

この記事では、「MT4MT5って何が違うの?」「MT5の方が性能が良いの?」と疑問に思っている人のために、今回は MT4MT5のアプリについて詳しく解説していきます。

MT4MT5アプリの違いとは?どちらがおすすめ?

海外FX会社の多くが取り入れているMT4MT5というプログラム。
この2つのツールはどんな違いがあるのでしょうか?

分かりやすいように、表にまとめてみました。

MT4MT5
リリースされた年2005年2010年
動作速度速いがMT5よりは遅いとても速い
時間足の数921
テクニカルインジケーターの数3038
描写ツールの数3144
板情報の表示
経済指標カレンダーの表示

MT4の5年後にリリースされたのがMT5なので、やはりMT5の方が性能は優れています。
ただ、高性能の分バッテリーの消費量が多いのもMT5
使用するとすぐにバッテリーがなくなる、というほど消費するわけではありませんが、MT4と比べるとMT5の方がバッテリー消費量は多くなります。

MT5に追加された機能

MT45年後に新しくリリースされたMT5には、MT4にはない機能が追加されています。
それぞれの機能について、詳しく見ていきましょう!

チャートから通貨ペアを切り替えられる

チャートを見ながら通貨ペアを切り替えられるようになりました。
チャートの切り替え方はこちら。

  1. チャート画面左上の「通貨ペア」をタップ
  2. 通貨ペアのリストから好きな通貨ペアを選んでタップ

チャートの画面からすぐに通貨ペアを切り替えられるのは、すごく便利ですよね。

ティックボリュームが見られる

チャートの下にティックボリュームを表示することができるようになりました。

ティックボリュームとは?

価格が変動した回数を棒グラフで表したもの。
出来高を見る場合によく使われる指標です。

ワンタップ注文ができる

チャート上で簡単に注文ができるようになりました。
注文画面に切り替えずにチャートを見ながらその場で注文できるので、すぐにポジションを持つことができます。

注文方法が7つに

MT4では「ストリーミング注文、Buy LimitSell LimitBuy StopSell Stop」の5つのみだった注文方法が、MT5では7つになりました。
MT5
で使える注文方法とその使い方はこちら。

  1. ストリーミング注文:任意のタイミングでタップし注文する方法。その時のレートで注文する「成り行き注文」と同じ注文方法ですが、「指定した値よりもスリッページが大きい場合は約定しない」という便利な機能が付いています。
  2. Buy Limit(指値買い):今より低い価格で予約買い注文する方法
    (例:ドル円が100円まで下がったら買い⇒USD/JPY Buy Limit 100.00)
  3. Sell Limit(指値売り):今より高い価格で予約売り注文する方法
    (例:ドル円が130円まで上がったら売り⇒USD/JPY Sell Limit 130.00)
  4. Buy Stop(逆指値買い):今より高い価格で予約買い注文する方法
    (例:ドル円が120円を超えたら買い⇒USD/JPY Buy Stop 120.00)
  5. Sell Stop(逆指値売り):今より低い価格で予約売り注文する方法
    (例:ドル円が100円より下がったら売り⇒USD/JPY Sell Stop 100.00)
  6. Buy Stop Limit:指定した価格にレートが動いた時、指値買い注文が発動する方法
    現在のレートより高くなった場合に買い指値注文を入れたい場合に使います。
    ※指定価格に達した時点で「Stop Limit指値」に入力した価格で買い指値注文が入る仕組み
  7. Sell Stop Limit:指定した価格にレートが動いた時、指値売り注文が発動する方法
    現在のレートより低くなった場合に売り指値注文を入れたい場合に使います。
    ※指定価格に達した時点で「Stop Limit指値」に入力した価格で売り指値注文が入る仕組み

MT4、MT5アプリのダウンロード方法

MT4MT5は、スマートフォンやタブレットでアプリを簡単にダウンロードすることができます。
それぞれのダウンロードページはこちら。

MT4アプリのダウンロード方法

Androidの場合

Google Play:
https://play.google.com/store/apps/details?id=net.metaquotes.metatrader4&hl=ja

iPhoneの場合

App Store:
https://apps.apple.com/jp/app/metatrader-4/id496212596

MT5アプリのダウンロード方法

Androidの場合

Google Play:
https://play.google.com/store/apps/details?id=net.metaquotes.metatrader5&hl=ja

iPhoneの場合

App Store:
https://apps.apple.com/jp/app/metatrader-5/id413251709

MT4、MT5アプリが使える海外FX会社

海外FX会社のほとんどは、MT4またはMT5に対応しています。
それぞれの対応FX会社はこちら。

 

MT4対応の海外FX会社ほとんどの海外FX会社が対応
MT5対応の海外FX会社XM
FBS
FXPro
TradeView
LAND-FX
HFM
IFCMarkets
AceForex

MT5に対応している海外FX会社はまだ少ないですが、これからさらに増えていくでしょう。
次では、MT5に対応しているおすすめ会社を2つ紹介します。

MT5に対応しているおすすめ海外FX会社2

XM

海外FXを行っている日本人が最も利用しているといわれている「XM」。
知名度や安定度が高いこと、ボーナスやプログラムが豊富なことで人気がある海外FX会社です。

通貨ペア数57種類
最低入金金額500円
最大レバレッジ1,000倍
ロスカット基準20%
スプレッド(USDJPY)0.1pips
ボーナス

 

FBS

世界的に知名度が高い海外FX会社。
高レバレッジ(最大3000+追従なし)での取引ができること、100円から入金できることなどのサービスで世界的に人気があります。

IFSC(国際金融サービス委員会)により規制を受けているため、万が一の時にも最大2万ドルまで補償されている点も心強いですね。

通貨ペア数35種類
最低入金金額100円
最大レバレッジ3000倍
ロスカット基準20%
スプレッド(USDJPY)0.5pips
ボーナス

MT4MT5が動かない!そんな時の原因と解決方法

MT4MT5を使っていると「急に固まって動かない!」「『無効な口座』と表示された!」など、トラブルが起こることがあります。
ここでは、よくある原因とその解決方法について紹介します。

ネットに接続されていない

初歩的なミスですが、ネット環境が不安定な場合や公共のWifiを使用している場合に起こることが多いです。
「インターネットにつながっていたはずなのに切れていた」ということもあるので、まずはインターネットに接続されているかを確認してください。

なお、インターネットに接続されているのに動かないという場合は、他の原因が考えられます。

サーバーが不安定

「インターネットに接続されているのに動かない!」という場合、考えられる原因はサーバーであることが多いです。
MT4
MT5は世界中のトレーダーが使用しているため、一時に多くの人が使用するとサーバーが不安定になってしまうことがあります。

サーバーが原因で動かなくなった場合は、サーバー側でトラブルを処理してくれるので動くようになるまで待ちましょう。

※無料のデモ口座はサーバーが不安定になりやすいので、「サーバーの心配をせずにMT4MT5を使いたい」という場合は海外FX会社の口座を作って利用するのもおすすめですよ!

OSのアップデート(Macのみ)

これはMsc限定の原因となりますが、OSをアップデートした場合にMT4MT5がそのアップデートに対応していないと使用できなくなってしまうことがあります。

MacのOSをアップデートする前に、対応しているか確認しましょう。

相場が休場

週末など相場が動いていない場合、MT4MT5も動きません。

プログラムの不具合

プログラム自体の不具合が出た場合、利用者が多いためすぐにネット上で不具合の情報を確認できます。
自分のMT4MT5だけに不具合が起こっている場合の対処方法はこちら。

  • サポートセンターに連絡をする
  • MT4、MT5を再インストールする

※不具合が起きた場合、再インストールをするとほとんどのケースは対処できます。
ただ、再インストールするとログインし直さなければならないため、ログイン情報は確認しておきましょう。