FXブローカーを見極めるための方法

ブローカーについての基礎知識

ブローカーとは?

直訳すると「仲買人(売買の仲介をする人)」で、FXだけでなく不動産や自動車売買においても、この言葉を耳にする方も多いでしょう。

一般的にブローカーと呼ばれるものは、買い手側が知らない情報を提供し、その手数料で受け取ることで利益を出しています。

FXブローカーとは?

ブローカーの中でも、FX(外国為替証拠金取引)において、買い手と売り手の仲介を行っている業者を「FXブローカー」と呼びます。

FXブローカーは不動産や自動車におけるブローカーと違い、多くの個人投資家から資金を集めることで外国為替取引に参加しています。これは、外国為替取引のメイン取引層は銀行であり、通貨の売買は銀行間で行われるため、個人が直接参加することができないからです。

また、私たちは通貨を売ることがありますが、その際にブローカーを通して売買をするため、正確には売り手と買い手の仲介ではなく、「売買取引の参加においての仲介をしている」という状態になります。 

仲介手数料について

ブローカーが利益を上げていくためには仲介手数料を取らなければなりません。では、FXブローカーは何を手数料としているのでしょうか。

FXブローカーの場合「スプレッド」を手数料としています。

通常、為替は売値が9910銭、買値が9911銭といったように、最初から買値が少し高く設定されています。この差額がFXブローカーの収益になります。

トレーダーからすると、スプレッドは「コスト」になりますので、なるべく安いブローカーが選ばれやすいため、FXブローカーが「国内最小スプレッド」などとアピールしているのはそのためです。

FXブローカー選びのポイントとは?

スプレッド

前項で紹介したように、スプレッドとはブローカーにとっては利益となり、トレーダーにとってはコストとなります。1回あたりの金額は小さいように見えますが、1日に10回、20回と何度も取引をするため、長期的に見た場合かなり大きな負担となります。

また、スプレッドには固定スプレッドか変動スプレッドの2種類がありますので、ここも注意が必要です。変動制の場合はレートに左右されるため、長期的な予測が立てにくく、気づかないうちに損をしていたということもあり得ますので、なるべく固定スプレッドを選ぶようにしましょう。

取引ツール

取引ツールは、実際に自分が取引で使うものになるので、使いやすいものを選ぶ必要があります。PCでは特に問題がない場合でも、スマホ版になると途端に使いにくくなるものもあるので、自分のトレードスタイルに合ったものを選ぶようにしましょう。

ブローカーごとに使えるツールは異なるため、デモトレード画面などで実際の取引の操作性を自分の目で確認しながら、最も使いやすいものを選ぶようにしましょう。

また、操作性と同様に、「見やすさ」はそのあとの判断スピードにも影響するので、自分が知りたい情報が分かりやすく、素早く確認できるツールが理想的です。ツールの使いやすさが後々の利益に大きく影響するので、ここは妥協せずに慎重に選ぶことをおすすめします。

証拠金の最低金額

FXでの取引の場合、証拠金を拠出してから、その金額に対して何倍のレバレッジをかけるかによって、自動的に取引できる金額が決まってきます。しかし、この証拠金の最低金額がブローカーによって違うのです。

資金が潤沢にある方は別として、少額で取引を行いたい方は、口座を開設する前にそのブローカーが自分で準備できる証拠金の金額で取引ができるところかを調べましょう。

サポート体制

FXブローカーを選ぶ際は、サポート体制も重要になります。口座開設、取引内容に関する様々な疑問点や不明点、取引ツールの操作についてなど、必ずサポートが必要になることがあります。

国内のFXブローカーであれば、専用のコールセンターや24時間対応してくれるチャット、気軽に問い合わせができる問い合わせフォームがあるかなど、サポートが充実した業者を選ぶほうが安心です。

特にFX初心者は、分からないことが多い状態で取引をすることになるため、この間のサポートをうまく受けられるかどうかによって、その後の成功にも影響してくることを認識しましょう。

海外ブローカーの場合は、そもそも日本語に対応しているのかが大きなポイントとなります。また後述する口コミサイトなどを利用して、他のトレーダーの口コミなどでそのブローカーのサポートレベルを測りながら選ぶよう心がけましょう。

 スワップポイント

スワップポイントとは、金利の異なる通貨をトレードする際に発生する手数料をさします。中長期的に取引を行う上では、このスワップポイントも重要なポイントになります。

金利が高い通貨については手数料をもらうことができることもあるため、金利が高い通貨で取引する場合は、スワップポイントが高いブローカーを選ぶことで取引が有利になります。

逆に、金利が低い通貨で取引数場合は、スワップポイントが低いブローカーを選ぶことで、コストを抑えることができます。

比較サイトを使う際はここを押さえよう

これまで、ブローカーを選ぶポイントにおいて特に重要なものをピックアップして説明してきましたが、1社ずつ資料を取り寄せたり、インターネットでHPを見たりするのはとても労力がかかります。ブローカーの比較サイトをうまく使いながら、自分に合ったブローカー選びに役立てましょう。

比較サイトで見るべきポイント

比較サイトで自分に合ったブローカーを探す際に見るべきポイントは、レバレッジとコスト、信用度、キャンペーン、さらには設立してからの年数や契約口座数になります。

設立してからの年数や契約の口座数は、そのブローカーが多くの信頼や支持を受けているブローカーであることの客観的な評価とも言えます。

レバレッジについては、国内FXであれば25倍までという制限がありますが、海外FXについてはその制限を受けないため、レバレッジが高ければ高いほど少ない証拠金で大きな金額の取引が可能になります。

一方、コストについては手数料だけで判断せず、スプレッドも調べた上で、合計のコストとして確認することが必要です。

信用度については、そのブローカーの自己資本比率などの財務データで確認することができます。

キャンペーンに関しては、余力があるために効果的な集客(マーケティング)としてキャンペーンを打てているのか、切羽詰まった上のキャンペーンで強引な集客をしているのかを見極めることが大切になります。

定量情報と定性情報は並行して収集しよう

定性情報とは、数字やデータではない、例えばブローカーの口コミや利用者レビューなどがそれにあたります。比較サイトは、各社の定量情報(レバレッジや契約口座数、スワップポイントなど数字で明確に表示されている情報)が一覧で見られるため、比較するには大いに役に立ちます。

しかし、ほとんどの比較サイトは無料で閲覧できる代わりに、いろいろなFX業者の広告が掲載されているはずです。つまり、そのサイトはFX会社の広告費用で賄われている可能性が高いため、その広告主にとって不利となる情報は乗せにくいものです。

そのため、比較サイトでの数字的な情報だけではなく、ブローカーの口コミが多く掲載されている掲示板や、レビューがまとめられたサイトなどを並行して調査し、数字的にも口コミ的にも高評価を得ている業者を選ぶよう心がけましょう。

 まとめ

  • ブローカーによって、使用ツールやかかるコストなどに違いがある
  • 中長期的に利益を出すには、自分にあったブローカー探しが必須
  • ブローカーごとの数値データを比較するには比較サイトが非常に有効
  • 比較サイトだけで判断せず、口コミやレビューでも併せて比較しよう