海外FXのスプレッドとは?銭とPipsの違いやおすすめの業者を紹介

FX取引には常に「スプレッド」が関わっています。

スプレッドは実際に利益を上下させる影響が大きいため、どのようなものなのか、どういった点に着目すべきなのかをしっかりと理解しておく必要があります。

FXの取引で利益を最大限に出すために、スプレッドに関する知識を正しく身に着けておきましょう。

この記事でわかること
  • スプレッドとは?
  • スプレッドの単位とは?
  • スプレッドが広がるタイミング
  • 海外FX業者の比較

この記事では、スプレッドについて深く理解をした後に、海外FX業者の比較をしていきます。

スプレッドはFX業者によって異なるだけでなく、取引する時間帯や扱う通貨のペアによって異なるからです。

しっかりと見極めて、満足できるFX業者を選んでいきましょう。

FX取引のスプレッドとは売値と買値の差額のこと

例えば、海外旅行に行くときに日本円を売って外貨にしたり、海外旅行から日本へ帰国するときに使わなかった外貨を日本円に戻したとします。

この時、「日本円から米ドル」と「米ドルから日本円」にするときのレートには違いがあります。

仮に、日本円から米ドルに変換する場合のレートが11039銭で1米ドルを購入できる相場、米ドルを日本円に変換する場合のレートが10739銭だったとします。

11039銭で1米ドルを購入後、相場が同じうちに気分が変わったので、10739銭で米ドルから日本円に戻したとします。

このとき、差額である3円が自分の手元に戻ってきません。

この差額がスプレッドと呼ばれていて、外貨両替に携わった金融機関が手数料としての収入にあてます。

このように、外貨両替では3円の差額がありましたが、FXではたった0.3銭超えの円安になった時点で利益が発生します。

スプレッドの差額は大きな収益の差に繋がる

例えば、1万米ドルを両替した場合の手数料は3万円ですが、FXの場合はたった30円の手数料ですみます。

つまり、スプレッドの差額が狭い方が利益を出しやすいということがわかると思います。

1通貨単位ではわずかな違いだとしても、レバレッジをかけて比較的大きな取引をする場合、コストの差額も大きくなります。

スプレッドの違いをそれぞれの業者で比較して、なるべく狭いものを選ぶことが重要です。

FX業者はよく、「手数料無料」を謳っていますが、実際にはこのスプレッドがFX業者にとって収益になっています。つまり、スプレッドは手数料であると考えてしまっても良いはずです。

FX業者はボランティアをしているわけではないということですね。

スプレッドの単位は銭とpipsの2種類

スプレッドには「銭」と「pips」の2種類が利用されています。

交換する通貨ペアのうち一方が日本円の場合、「銭」が用いられます。

例えば、ドル/(USD/JPY)、ユーロ/(EUR/JPY)、英ポンド/(GBP/JPY)、スイスフラン/(CHF/JPY)などの場合です。

pips」が用いられるのは、日本円の入らない通貨ペアの場合です。

例えば、豪ドル/米ドル(AUD/USD)、ユーロ/加ドル(EUR/CAD)NZドル/スイスフラン(NZD/CHF)などが挙げられます。

銭とpipsを円換算すると、以下のようになります。

  • 1円=100銭=100pips
  • 1円=10銭=10pips
  • 0.1円=1銭=1pips

つまり、0.3銭であれば0.003円という換算になるということです。

海外FXのスプレッドが広がるタイミングに注意

スプレッドには広がるタイミングが2通りあります。

  1. 世界規模のニュースが出てきた場合
  2. 市場の誘導性が下がったとき

少し詳しく説明します。

1.世界規模のニュースが出てきた場合

例えば戦争や、世界規模のショックなどで外貨為替市場が乱れた場合にスプレッドに大きく影響しやすいです。最近ではコロナショックで多くのFX業者がスプレッドを狭く維持することができなかったのが目立ちました。

世界規模で揺らぐ状況になった場合、スプレッドが開きやすいです。

2.市場の誘導性が下がったとき

例えばニューヨーク市場クローズ後、つまり日本の早朝には市場参加者が少なくなるため、日中よりもスプレッドが開きやすい傾向にあります。

市場参加者が少なくなるタイミングとしては、投資家間で買い替えや売り替えのムードになっている場合、様子見をしてトレードに踏み込まない人が多いので、スプレッドが広がる可能性が高いです。

つまり、市場参加者が少ないほどスプレッドが広がる可能性が高いということです。

おすすめの海外FX業者

それでは、上記を踏まえた上でおすすめの海外FX業者を紹介します。

おすすめの海外FX業者1位:BigBoss

BigBossは初回入金額が設定されていないため、初心者にもおすすめです。

BigBossのメリット
  • レバレッジの高さが業界トップレベルの2,222倍
  • ボーナスが豪華
  • 約定率が高い
  • 低スプレッド
  • ゼロカットシステムを採用
BigBossのデメリット

CRYPTOS口座は仮想通貨専用

おすすめの海外FX業者2位:AXIORY

AXIORYは短期トレードに特化していて、その誠実さが日本人の個人投資家にも人気です。

AXIORYのメリット
  • スプレッドの狭さが海外業者トップレベル
  • 最大レバレッジは400倍
  • ゼロカットシステムを採用
  • 出金拒否のケースは少ない
  • 日本語サポートのレベルが高い
AXIORYのデメリット
  • キャンペーンやボーナスがほとんどない
  • 初回入金額は2万円から
  • 証拠金残高が多い場合の最大レバレッジが低い

おすすめの海外FX業者3位:IS6FX

IS6FXは、入金額に対するボーナスの付与率が最大200%なので、入金ボーナスを目的に始める人も多いです。

IS6FXのメリット
  • スプレッドなどの取引コストが安い
  • 最大レバレッジ1000倍
  • 全口座タイプで取引手数料が無料
  • 日本語対応が可能で安心なサービス
IS6FXのデメリット
  • ロスカット率が50%で高め
  • 出勤手数料が高い
  • 金融ライセンスなし

おすすめの海外FX業者4位:HFM

HFMは安全性や顧客満足度に優れているため、多くの日本人から利用されています。

HFMのメリット
  • 複数の金融ライセンスを取得
  • ゼロカット採用
  • 最大レバレッジ1000倍
  • 100%入金ボーナスやキャッシュバックがある
  • 日本語のサポートあり
HFMのデメリット
  • 公式サイトの日本語対応力が不十分
  • 入出金方法が少ない
  • 口座通貨は米ドルとユーロのみ

おすすめの海外FX業者5位:FBS

FBSは口座タイプが4種類で、自分にあったものを選ぶことができます。

FBSのメリット
  • レバレッジ最大3000倍
  • 初回入金が1ドルから可能
  • ゼロカットを採用
  • 入金100パーセントボーナスあり
  • キャンペーン豊富
FBSのデメリット
  • 取引手数料が割高
  • 日本語対応が翻訳ソフトレベルで不十分
  • 口座通貨に日本語が使えない
  • 通貨ペアが最大37銘柄で少ない

FXのスプレッドはなるべく固定されたものを選ぶべき

スプレッドはなるべく狭い方が良いことがわかって頂けたと思います。

しかし、実際には「スプレッドが原則固定」であるFX業者を選ぶことが一番安全であると言えます。

また、スプレッドの狭さだけでなくて、約定率も確認しておくと良いです。

その理由は、スプレッドが狭くて絶好のチャンスがあったとしても、結局約定できなければ意味がないからです。

誰しもが希望のレートで取引をしたいものです。

しっかりと「スプレッドの安定さ」と「約定率」を意識して口座を開くようにしましょう。