国内FX業者は使えない!?国内FX業者と海外FX業者の違いを解説

「FXを始めたいけど、どうやって始めたら良いのかわからない……」

「既にFXをやっているけど、全く勝てないし、すごく難しい」

「国内FXは使えない」

と思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

国内FX業者と海外FX業者には多くの違いがあります。そういった点を比較して、本当に国内FX業者は使えないのか検討していきましょう。

FXは勝てないと言われるのはなぜ?

FXをやったことない人でも、「FXは勝てない」「FXはほんの一握りの人しか勝てない」と聞いたことはあると思います。

こういったFXに対するイメージから、FXをやってみたいけどチャレンジできないひとは多いのではないでしょうか。

では、なぜこのようなことが言われているのかについて説明していきたいと思います。

そもそも取引の仕組みが違う

日本で行われている取引と海外で行われている取引では、仕組みが違います。

日本のFX業者の取引方法は、DD方式という取引方法を使っている業者が数多くあります。DD方式とは、トレーダーから注文を受けてからその注文をFX会社が代行して取引をする仕組のことを言います。DD方式での取引のトレーダーの相手は、FXの業者ということになります。

一方で、海外のFX業者が行っている取引の仕組みはNDD方式になります。NDD方式というのは、トレーダーから受けた注文をそのままインターバンク市場に流して取引をする仕組みのことを言います。NDD方式でのトレーダーの相手は市場そのものということになるのです。

国内FX業者で気をつけるべきこと

日本国内で行われている取引は、ほとんどの業者がDD方式です。このDD方式という取引方法は、仕組みを知らないと騙されてしまう場合があります。

DD方式での取引

みなさんは、競馬などでよく言われるノミ行為というものを知っていますか?

ノミ行為とは、競馬やボードレースなどスポーツを利用して、私的にギャンブルにおいての胴元をやることを言います。

競馬でいうと日本中央競馬会(JRA)など競馬を主催している、主催者を通さずに何人かで個人的に、馬券の投票を受けて、賭けをしている客が負けたらその賭け金を全て自分の財布に入れて、客が勝てば配当金としてお金を渡す仕組みのことを言います。

馬券は外れる確率の方が当たる確率よりも遥かに高いので、無断でノミ行為をやれば大儲けすることができます。これが国内FX業者の取引方法であるDD方式でもまかり通るというわけです。

例えば、FX業者があなたの注文を受けてから、それが業者から見たときに明らかに損失を出しそうな注文であれば、インターバンク市場(先程の競馬でいうところの日本中央競馬会)を通さずにお金を懐に入れます。

そして、その業者の予想通りにのあなたがこの取引でのポジションがマイナスになって決済をしたとします。そうなったときには、あなたがこの取引で出した損失の分は、まるまるFX業者の取引の利益になるということです。

1つここで注意がありますが、これはFXにおいては合法だということです。会社は違法な行為をして利益をあげているわけではないので注意してください。

このような、インターバンク市場を経由して取引をするかどうかをFX業者が決められる取引の仕方というのが、DD方式という取引の仕組みです。これが国内のFX業者が使えないと言われる1つの理由でもあると思います。

国内FX業者と海外FX業者の比較

ここからは、国内のFX業者と海外のFX業者のさまざまな場面で起こるメリットとデメリット比較していきたいと思います。

レバレッジ

国内のFX業者と海外のFX業者を比べると、以下の通りになります。

最大レバレッジ
  • 国内FX業者 ⇒ 〜25倍まで
  • 海外FX業者 ⇒ 〜数千倍

海外のFX業者の投資家にとっての最大の利点と言ったら、レバレッジです。国内のFX業者は、金融庁による規制でレバレッジが25倍までに規制されています。しかし、海外のFX業者は金融庁に登録しておらず規制適用の範囲外となっています。なので、レバレッジが〜数千倍にまで及ぶものまであります。

ハイレバレッジは、リスクが高くて怖いと思われている方もいると思います。ですが、レバレッジは、自分でコントロールすることができますし、ロット数を調整したら、レバレッジが1,000倍であっても、実質のレバレッジを国内のFX業者と同じように25倍にすることもできます。

ハイレバレッジで注意しておかなくてはいけないのが、ハイレバレッジでの取引はリスクも大きいということです。ハイレバレッジでの取引は、証拠金を抑えて、効率的に稼ぐのに向いています。なので、使い方次第でハイレバレッジでの取引は、効率の良い投資になるという反面、非常にリスクが高く危険な取引の仕方にもなってしまうので、気をつけて取引をするようにしましょう。

スプレッド

国内のFX業者と海外のFX業者を比べると、以下のようになります。

  • 国内FX業者 ⇒ DD方式が多い
  • 海外FX業者 ⇒ NDD方式が多い

上記でも説明した通り国内のFX業者は、DD方式。海外のFX業者は、NDD方式での取引を行っているFX業者が大半です。もちろん、国内のFX業者であってもNDD方式の取引を採用しているFX業者もあります。

NDD方式での取引は、スプレッドが0.0銭などすごくトレーダーに対して有利に働くけーすもありますが、逆にスプレッドがすごく広がってしまうリスクもありますので注意が必要です。

また、取引量の多い通貨のペアに関しては、国内のFX業者の方が価格が安く提供されていることが多いのも現状です。

国内のFX業者のスプレッド競争が激しいこと、DD方式を採用しているというのもあり、なおかつ取引量が多いためインターバンク市場に取引を通すことをせずに、自分の会社で決済ができることも理由です。

追加証拠金(追証)

  • 国内のFX業者=追証あり
  • 海外のFX業者=ゼロカットシステム

追証とは、証拠金が取引損失などによって一定の割合以上減ってしまったらFXの業者から追加の証拠金の入金や、トレーダーの今のポジションでの決済が求められる仕組みです。国内のFX業者では、この仕組みが採用されています。

一方で、海外のFX業者では、追加証拠金がないゼロカットシステムというのが採用されています。

ゼロカットシステムというのは、取引で発生した損失が投資金以上になるリスクがなかったり、残高がマイナスになったりしたときに借金を背負わなくてもよく、残高がマイナスに落ちてもゼロにリセットされるというシステムです。

証拠金以上のマイナス残高は海外のFX業者が負担してくれます。ゼロカットシステムを採用している業者では、損失を借金として支払う必要がなくなります。

国内FX業者と海外FX業者の特徴まとめ

国内のFX業者の特徴

  • DD方式
  • レバレッジ 〜25倍
  • スプレッドが狭い
  • 取引高が多い
  • 安全性が高い
  • 追証あり

海外のFX業者の特徴

  • NDD方式
  • レバレッジ 〜数千倍
  • スプレッド広い
  • 追証なし
  • ゼロカットシステムあり

結局国内のFX業者は使えないのか?

国内のFX業者と海外のFX業者の様々な特徴を紹介してきました。

結論としては、海外のFX業者では、ハイレバレッジで少額投資が可能であり、ゼロカットシステムなどもあって借金を背負うリスクもないので、そこで経験を積んでから国内のFX業者に移るというのが1番安全な方法だと思います。